エシカルでサスティナブルな食品として話題の昆虫食を取り扱う実店舗、昆虫食の駅「TAKE-NOKO」(@takeo_tokyo)が、2021年10月1日、東京浅草エリアにオープンし、独創的な商品の数々がSNS上で大きな注目を集めている。
中でも独創的なヴィジュアルの軽食メニューは一際目を惹き、SNSユーザー達からは
「レモンソーダにカッコいいスズメバチが乗ってるの見れるだけでも頼む価値ありそう」
「タガメサイダーの中でタガメさんが泳いでて可愛い」
「めっちゃタガメサイダー飲んできました。とても爽やかでめっちゃ美味しかったです!タガメの身も特にクセもなく美味!触った後はしっかり手にタガメの香りが残りました!」
など、数々の絶賛のコメントが寄せられている。
昆虫食TAKEO 実店舗「TAKE-NOKO」店長 三浦みちこさん(@takeo_michiko)にお話を聞いた。
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筆者:昆虫食の駅「TAKE-NOKO」をオープンされたきっかけについてお聞かせください。
三浦みちこ(以下「三浦」):昆虫食TAKEOの創業は、2014年になります。タイの昆虫食をネットショップで全国に届けるところからスタートした会社になりますが、「商品を直接手にとって買いたい」と言ってくださるお客様も徐々に増え、また自社開発品も充実してきたこともあり、2018年には台東区松が谷に小さな実店舗を構えることになりました。
そこから約3年が経ち、更にお客様の様々なニーズにお答えするために、この度浅草に新店舗をオープンすることになりました。
コンセプトは「昆虫食の駅」で、道の駅のように昆虫食の買い物、軽食、情報収集をいっぺんにご提供できる場所を目指しています。
筆者:国産の昆虫食などもあり、虫食文化に親しみを感じました。SNS上でも評判の軽食メニュー「めっちゃタガメサイダー」や「こおろぎアイスもなか」など、独創的なヴィジュアルも目を惹きます。デザインコンセプトについてお聞かせください。
三浦:「めっちゃタガメサイダー」は、2019年発売タガメサイダーの上級者用として販売を開始した商品になります。流通品では味わうことのできないタガメ自体の食感や香りと、水草に見立てたレモングラス、卵に見立てたタピオカがトッピングされていて、タガメのフルーティーな香りや食感だけでなく、タガメを取り巻く世界観も楽しめる商品になっています。
「こおろぎアイスもなか」は、2018年の実店舗オープンからある人気商品です。
醤油味のみたらしソースにもたっぷり粉末コオロギを使用しており、ごまにも似たコオロギの風味と、トッピングの乾燥コオロギとモナカのサクッと食感を楽しんでいただける商品になっています。
筆者:確かに「めっちゃタガメサイダー」は上級者感があります。「こおろぎアイスもなか」は味のイメージがしやすくて、食べてみたいと思いました。三浦さんがお感じになられる昆虫食の魅力についてお聞かせいただけますか?
三浦:個人的には食の楽しさが大人になっても体験できるのが魅力かと思います。これまで昆虫を食として経験したことのない方には、あまり見かけない見かけや、想像ではおいしくないかもと思いきや食べてみると意外と普通においしいという意外性や、調理によって楽しめる味わいの変化など新しい発見が経験できることがまた魅力的なのかと思います。
今後も見た目に違和感があって食べにくい…、わざわざ食べなくてもいいという方にも興味を持ってもらえるようおいしくて楽しい昆虫食の開発に力を入れていきます。
筆者:昆虫食の駅「TAKE-NOKO」について、SNS上に数々の絶賛のコメントが寄せられています。反響へのご感想をお聞かせください。
三浦:おかげさまで想定よりも多くのお客様にお越しいただき感謝しています。TAKE-NOKOではいきもの、虫に関わる作家さんの活動も応援しています。作家さんの作品を常設で展示、販売しています。
また、今後は作家さんや昆虫食の関係者のみなさんに対してワークショップなどのイベント会場として利用していただくことも計画しています。
現在はタガメサイダーのイラストを担当してくださった昆虫イラストを得意とするデザイナーのトガシユウスケさんのグッズを展示、販売しています。
「食べるのはちょっと…」という方でも楽しめるスペースになっていますので、ぜひ浅草にお越しの際にはお立ち寄りいただければと思います。
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昆虫食の駅「TAKE-NOKO」情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/takeo_tokyo/media
オンラインストア:https://takeo.tokyo/
コーポレートサイト: https://about-takeo.tokyo/
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馴染みのない方からすれば昆虫を食べることは衝撃的かもしれないが、昆虫食自体は日本にも元々存在する食文化である。近い将来、昆虫食が当然のように我々の食卓を賑わす…かもしれない。
昆虫食TAKEO、そして実店舗の昆虫食の駅「TAKE-NOKO」の今後の活躍に期待したい。