国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が28日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「先日の出馬会見を拝見し、あまりにも公党に対する敬意を欠いたものだったため、泉氏への兵庫県連における推薦の検討をとりやめ、国民民主党独自候補擁立の方向で動いています。そのことを受けた発信でしょうか」として、泉氏への県連推薦方針を取りやめ、参院兵庫選挙区へ独自候補を擁立する考えを明らかにした。
24日の会見で「魅力的な政党がないから」と、参院選兵庫選挙区に無所属で出馬することを表明した泉氏は「不適切な表現でした」と発言の一部を撤回し、陳謝。27日にはXで「国民民主党の共同代表の打診を受けたこともあります。お断りしましたが…」「自公与党との連立を前提にした話だったからです」などと“暴露”した。
一転、28日は「配慮を欠けた対応により、玉木雄一郎代表はじめ、国民民主党の皆様、支援者の皆様、また、ご関係をおかけしたことにつき、心からお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。すべて撤回のうえ、謝罪申し上げます」と、一部の投稿を削除した。
玉木氏は「2年前に神戸で会い、(衆院選)兵庫9区での出馬の可能性を確認したことは事実です」と、2023年に泉氏と面会したことを認めた上で、経緯を説明。「国会議員以外を共同代表にするというアイデアは、当時1%にも満たない支持率だった我が党の党勢拡大の1つとしてアイデアとして代表選挙のときにも提案していたものです。その候補として泉氏をはじめ複数の方にアイデアを聞いていただいたことは事実ですが、あくまで『どう思うか?』程度の話でした」とした。
さらに「昨日突如行われた一連の発信は、日頃、国民民主党を内外から支えてくださっている方々を困惑させかねない非常に失礼なものであり、大変残念に思います」と苦言を呈した。
泉氏の「自公与党との連立を前提にした話だったからです」とのポストには「『国民民主党は連立に入った方がいい』とむしろ泉さんの方からアドバイスをいただきました。その際、私からも『泉さんは少子化担当大臣でご経験を活かしたらいい』と言いました」「大臣云々の話は、岸田内閣が泉さんを担当大臣として泉さんを抜擢したらいいのにという趣旨で申し上げました。勘違いさせてしまったのなら、すみません」(原文まま)と“反論”していた。