魚にも「社会不安障害」が存在!下位にいる魚に脳内ストレス上昇の結果 人間の治療に役立つ!? 米大学で研究

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画像はイメージです(Satit _Srihin/stock.adobe.com)
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 魚も、ある意味人間のように社会不安障害に苦しんでいるという。新たな研究で、低い地位の魚のオスは、脳に影響を与えるほどのストレスを受けることが判明した。

 “魚社会”で下位にいる魚は、脳内の酸化ストレスのレベルが上昇。この不均衡は人間でもメンタルヘルスの悪化に関係していることで知られている。

 今回の発見はストレスに関する障害に苦しむ人々の治療に役立つのではないかと期待されている。研究を指導した米セントラル・ミシガン大学の研究責任者ピーター・ダイクストラ氏は「(魚社会の)ランクが低いほど脳の酸化ストレスレベルが高いことがわかりました。脳内の酸化ストレスのパターンは脳内の細胞プロセスを調節する社会的経験が影響されていると考えられます」と話した。

 今後の展望についてダイクストラ氏は続けた。「脳の様々な部門に渡って興味深いパターンを見つけたいと思っています。次のステップは酸化ストレスの制御そして社会的ストレスがそれにどのような影響を与えるのかについて更に理解を深めることです。そのためにはより厳密な実験研究が必要となります」

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