キャスターの辛坊治郎氏が16日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、大阪・関西万博論争についてコメントした。
ラッパーの呂布カルマが万博に対する批判について「誰が得すんの」と発言したというネット記事を引用。呂布は、14日に自身のXで「行ってないし行く気もない奴らの万博の悪口もういいって。誰が得すんの。」とコメントしていた。この発言はネット上でも話題となり、呂布は16日のXで「え?今俺って炎上してんの?」と驚いていた。
辛抱氏は呂布のコメントに対して「おっしゃる通りではありますが」と同意した上で「『得する人』は、確かにいるのです。」と明言。「今起きているのは、政治闘争ですからね。」と万博を批判する側に政治的な意図が含まれている場合があることを示唆した。
辛抱氏はこの日、別の投稿で「今回の万博で見るべきは、未来ではない。」と指摘。「バーチャルで腹は膨れない。人が生きるには、AI等が作る架空の未来でなく、食べ物や住居に象徴されるリアルな物や、人や自然への愛が必要なのだ。」と解説した。
「バーチャルからリアルへの回帰。今回の万博は、人にとって本当に大切な物は何か、に気づく機会になるだろう。」と万博の意義についてコメント。能登の職人が作った輪島塗の地球儀の画像を投稿し、「リアル」の説得力を伝えていた。