AIチャットボットが人間と同等の賢さを示したことが話題になっている。米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究で、主要なチャットボット2種が知能に関する記録を達成した。
OpenAI社のChatGPTと、WhatsAppやFacebookのMeta社AIモデルLlamaがチューリングテストに合格。この試験は1950年に第二次世界大戦中に暗号解読業務に従事した英国人数学者アラン・チューリングによって開発されたもので別名「模倣ゲーム」と呼ばれ、機械の知能がどれだけ人間的かを評価する標準尺度として知られている。
人間が、他人からの応答とAIチャットボットからの応答の区別ができなかったことなどで、AIが同テストに合格した。
UCSDの専門家は「今回の結果は人工システムが標準的な三者間チューリングテストに合格する、初めての実証的証拠となりました。尋問者が人間と機械を確実に区別できない場合に機械の合格とみなされます」と話した。