「食べられる石鹸」が発売 1年かけて製作 衛生貧困への意識向上が狙い 英国

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 英国での衛生貧困に対する意識向上を図るため、同国の定番料理「ビーンズ・オン・トースト」風味の“食べられる石鹸“が発売された。

 南ウェールズに拠点を置くグッドウォッシュ・カンパニーは、慈善団体ザ・ハイジーン・バンクのために、カカオバター、オーガニックオーツ麦粉、アボカドオイル、パプリカ、「ビーンズ・オン・トースト」香料を原料とした石鹸を1年かけて開発した。

 「衛星貧困」の問題は深刻になっており、ザ・ハイジーン・バンクによると、英国では530万人の成人が食品を買うか衛生用品を買うかの選択を迫られているケースがあるという。同団体はシャンプー、歯磨き粉、洗濯洗剤などの衛生用品の寄付を受け取り、地域社会のパートナーやプロジェクト関係者を通じて、支援を必要とする子どもたちや家族に配布している。

 グッドウォッシュ・カンパニーのオーナー、マンディ・パウエル氏は、有名シェフたちも関心を寄せているとして、BBCラジオに語った。「ミシュランの星を獲得したシェフが10人ほど、この石鹸をリクエストしてきました。とても楽しいですが、その裏には深刻なメッセージが込められています」

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