地球外の惑星に生命が存在する可能性は低いという仮説が出ている。「地球外にも生命は存在する」という仮説もある中、生命は地球に固有なもので、宇宙人の発見の可能性は極めて低いと主張する科学者は少なくない。
その理由として、液状の水など生存に適した領域が、他の惑星にはほぼないと考えられることが挙げられており、その領域も星の明るさや温度の変化によって静的なものではなく動き続けるとされている。
米国航空宇宙局(NASA)のノア・トゥーチョウ氏はこう話す。「(かつて液状の水などがあった)惑星に生命が存在できない場合、宇宙の豊かな生命に関する含みとなるかもしれません」
米国の研究者には、このような惑星を「手遅れの居住可能な惑星」と捉え、太陽系の惑星の4分の3がそれにあたる可能性が高く、宇宙人の発見の可能性については極めて低いと考えている人もいる。