自律型無人潜水機「ボート・マクボートフェイス」がこのほど、1970年代にネッシーを撮影するために設置されたカメラを発見した。2016年に新しい極地船の名前を決める投票で1位となった「ボート・マクボートフェイス」を由来とする黄色いロボット潜水艦が、スコットランドのハイランド地方にあるネス湖を潜水していた際に55年前のカメラと遭遇し話題となっている。
このカメラは、ネッシーの存在を明らかにするために1960年代に設立されたネス湖調査局が、淡水湖の591フィート(約180メートル)下に設置したものとされているが、映像は残されていないという。
カメラの特定に協力したネス湖研究グループのザ・ロック・ネス・プロジェクトのエイドリアン・シャイン氏は話した。「時計仕掛けのインスタマチック・カメラ(カートリッジ式のフィルムを使う全自動カメラ)にフラッシュ・キューブを内蔵した独創的なカメラトラップで釣り糸を垂らすと4枚の写真が撮れるようになっていました」
「ネス湖の水深130メートル以上の深さにあったにも関わらず、この筐体が過去55年間もカメラを濡らさずにいたのは驚くべきことです」