Z世代の一部が、電話での会話の仕方を学んでいることが話題になっている。国際的に統合された会計事務所Forvis Mazars(フォーヴィス・マザー)は、デジタル世代の従業員のために「包括的な学習と開発プログラム」をスタート。会社全体の投資プランを展開中だ。
この没入型の取組みは、従業員にチャレンジングなシナリオに直面させるもので、1997年から2012年までに生まれた若者で、スマートフォンが日常で誰かに電話をする自信がない人の雇用能力を高めることを目的としている。
同社の英国チーフ・エグゼクティブのジェームズ・ギルビー氏は「我々は人間関係のスキルを全面に押し出すため会社全体で大規模な投資を実施することにしました」と話した。
このプログラムは企業で職務に就くZ世代が電話で誰かと話した経験が乏しいために、ショートメッセージやEメールでのコミュニケーションに頼ってしまうことへの懸念の高まりを受けてのものとなっている。
Berry Recruitment Group(ベリー・リクルートメント・グループ)の研修責任者ヴィクトリア・バリ氏は語った。「世代間格差は確かにあり、経験の浅い若手コンサルタントにとってメールやメッセージが最初のコミュニケーション手段となっています。しかし人と話すことは人間関係を築く最も効果的な方法であることに変わりはありません」