政治団体・NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(57)が14日、国会内での定例会見で、出馬を表明している千葉県知事選(27日告示、3月16日投開票)について「2馬力は撤回しますが、出馬は撤回しません」と述べ、再選を目指す現職の熊谷俊人知事(46)を応援する「2馬力選挙」をしないとした。
立花氏は、2024年11月の兵庫県知事選で斎藤元彦知事(47)の再選を強くアシスト。千葉県知事選出馬を正式表明した7日の会見で、自身の当選を目指さず熊谷氏を応援する2馬力選挙を行う意向を示していた。
この日の会見で「2馬力に関してはやめる。兵庫県では斎藤さんを当選させたかったわけじゃなくて、メディアがおかしいことをしているから、メディアのおかしなところを追求した結果、2馬力になった程度。特に現職(熊谷氏)に、そういったものがない」とっした。
熊谷氏が、立花氏の2馬力予告に「迷惑だ」と発言したことも踏まえ「何よりも明確にですね、熊谷知事が『迷惑だ』とおっしゃっていることを、逆らってやることはよろしくないだろう。僕のポリシーとして、同じことを2回するってのはかっこ悪いなというか、知恵がないっていうのがある」と、撤回の理由を説明した。
立花氏は、熊谷氏がSNSを活用した選挙運動について、第三者による虚偽投稿を念頭に「一定の規制をするべきだ」と発言したことを念頭に「ネットでの誹謗中傷というものに、僕はずっと代替案を持っている。ここのところをしっかりとアピールをするというところに方向転換する」と強調した。