ヒップホップ界の大御所ジェイ・Zがレイプで訴えられていた訴訟が棄却されたことを受け、「勝利」を祝っている。ジェイ・Zはショーン・“ディディ”・コムズと共に、2000年にニューヨークで開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードのアフターパーティで、まだ13歳だった時に薬物を飲まされ、レイプされたとして女性から訴えられていた。
ジェイ・Zの弁護士アレックス・スピロ氏は、Us ウィークリーへの声明の中で「ジェイ・Zに対する虚偽による訴訟は、決して起こされるべきではなかったのですが、予断をもって棄却されました。凶悪で虚偽の申し立てに立ち向かうことで、ジェイは殆どの人ができないことをしました。押し返し、決して和解に応じず一銭も払わず、勝利し、汚名を返上したのです」と語る。
一貫して訴訟内容を否定してきたジェイ・Zは、自身のロック・ネイション社を通じた声明でこう付けくわえている。「彼らが作り上げた架空の物語は、主張の深刻さがなければ、笑いものになるようなものだった。私はこのような経験を誰にも望まない。私の妻、子供たち、愛する人たち、そして私が耐えてきたトラウマは、決して捨て去ることはできない」「裁判所は被害者を守らなければならないのは当然だが、同じ倫理的責任として、裁判所は無実の人を証拠のかけらもない告発から守らなければならない。すべての被害者と冤罪の被害者に等しく真実が勝ちますように」