元フジアナ・渡邊渚さん「“一生日陰を生きていかなきゃいけない”なんて前例を作りたくない」強い思い明かす

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
渡邊渚さん
渡邊渚さん

 元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが17日、自身のインスタグラムを更新。1月29日に発売した自身初のフォトエッセイ「透明を満たす」(講談社)について触れた。

 「#透明を満たす を読んで感想をくださった皆さん、ありがとうございます。」と書き出し、「ちょうど一年前の今頃は、まだ体力もなく、私はなぜ生きているんだろうと自問自答していました。」と記した。

 「当時の日記を見ると、『時々楽しくて幸せなことがあっても、その幸せの痛み止め効果はあっという間になくなってしまう』とベッドの上で書き残していました。そんな真っ暗な日々の中で考えていたことや感じていたことを『透明を満たす』に綴りました。」と説明。

 「第1章はこれまでの人生や会社員時代、PTSDや治療などについて。現実が辛すぎて息をしているのも耐えられず、自分で自分を傷つけた日についても書きました。自分の身体がどんどんボロボロになって、心も頭も元々こんな人間じゃなかったのに、と何度も思って、悔しくて悔しくて何度も泣きました。書くのは容易ではなかったですが、これを残すことがほんの少しでも誰かの何かを変えたり考えたりするきっかけになれば、私も病気になった甲斐があるかもしれません。」と続けた。

 また、「第2章は、今と、これから。救われた言葉、心の声、女性としての悩みや、辞めるということなど、さまざまなテーマで書きました。『夢を持つことーたとえ持っていなくても』のテーマは短いですが、個人的には思い入れのある文章です。」と明かした。

 そして、「“トラウマがあるから、PTSDだから、一生日陰を生きていかなきゃいけない”なんて前例を作りたくないと改めて強く思っています。」とつづり、「私はこの本にまっすぐ嘘偽りなく向き合い、書きました。透明を満たすというタイトルに込めた思いが届いたら嬉しいです。*文章はすべて自分で書きました。」とした。

 渡邊さんは2020年にフジテレビに入社。23年から体調不良の療養のため仕事を休養、24年8月末で同社を退社した。24年10月1日には自身のインスタグラムでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたと公表し、専門治療が終了したこと明かしていた。

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