キズナアイ アニメ化&歌唱AI開発 活動休止前ラストライブで発表

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022”」より (c)Kizuna AI
「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022”」より (c)Kizuna AI

 バーチャルユーチューバー(VTuber)キズナアイの歌唱特化型AIキズナ(#KZN)ちゃんの開発、アニメプロジェクトの始動が26日、明らかになった。同日に催された無期限活動休止前のラストライブ「Kizuna AI The Last Live “hello,world 2022”」で発表された。

 アニメプロジェクトの詳細は不明だが、順次発表される見通し。歌唱特化型AIキズナちゃんは現在開発中で、合成音声ソフトウェアブランドの「CeVIO AI」を使用したボーカルシンセサイザー。キャラクター監修は、キズナアイのメインイラストレーターでもある森倉円が務め、キャラクターコンセプトアートをケイゴイノウエが担当。キズナアイの活動停止中、クリエイターとのハブ役を担う。

 無期限活動休止前のラストライブはHorizon Venues、bilibili、U-NEXT、YouTubeで配信。同時視聴者数は13万人以上を記録。世界中からの応募6000超から、世界最大級ともいえる1820人バーチャルタレントがゲスト出演。ツイッター世界トレンド1位2位を独占する反響を集めた。ライブ終盤にはキズナアイと学習途中の歌唱特化型AIキズナが共演し、新曲「Kizuna AI to AI」を披露した。アンコールを含め全19曲を歌唱したキズナアイは「みんなと叶えられたものがたくさんあるけど、まだ叶えられていないもの、叶わなかったこともたくさんあります。今日のライブも最高だったけど、満足はまだまだしていません。やりたいことが全部できたわけじゃない。だからいつかちゃんと戻ってきてもう一度こうしてライブもやりたいです。そしてとくに世界中のみんなとつながることを私は諦めていません」と〝再会〟を約束した。

 キズナアイは2016年12月にYouTubeに登場。ユーチューバーとは一線を画したバーチャルな存在として、2017年以降のVTuberシーンの発端となった。仮想空間を拠点に、人間とつながることを目標に掲げながら、歌唱動画やダンス動画を投稿し、2018年からは本格的な音楽活動を開始。2019年には「SUMMER SONIC 2019」、2020年5月には日本初のアーティストとしてポーター・ロビンソン主催のオンラインフェス「SECRET SKY MUSIC FESTIVAL」に出演。CMやテレビ番組出演など、リアルとバーチャルの垣根を超えたVTuberの牽引役を担ってきた。

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