手帳型スマホケースは、画面保護性能やカード収納機能が便利であると多くのユーザーに支持されている。一方で「厚みがあり扱いづらい」「カメラ操作が面倒」「通知に気づきにくい」といった否定的な声も少なくない。これらの課題を解決する「着脱可能な手帳型スマホケース」が注目を集めている。両方の良さを兼ね備えた選択肢について詳しく解説する。
筆者が使用している着脱可能な手帳型スマホケースは、マグネット式の着脱タイプだ。背面ケースが磁石で背面ケースに装着される仕組みで、必要に応じて簡単に取り外しができる。マグネットの磁力が適度に強いため、普段使用時に勝手に外れる心配はほとんどない。
また簡単に取り外しができるため、状況に合わせた使い分けができるのもメリットだ。筆者は実際に、自宅内では手帳部分を取り外して背面ケースのみで使用している。そのため、厚みによる使いづらさもなく、カバーで通知が隠れるということはない。これで手帳型スマホケースのデメリットの大半が解消できる状態だ。
一方で、外出時には手帳部分を取り付けて画面を保護した状態で持ち歩く。手帳部分にはクレジットカードや、交通系ICカードを入れられるポケットがあるため、持ち物をコンパクトにまとめられる。このように使い分けることで、双方のメリットが享受できるのがこのスマホケースの大きな特長だ。
さらに取り外した手帳部分にスマホを載せると、カメラで撮影するときの台としても使用できる。自撮りなど、なかなかスマホを安定して置けない時に便利な使い方である。この使い方は、着脱可能な手帳型スマホケースならではのものであろう。
双方のメリットや、プラスαのメリットがある一方で、気になる点も存在する。たとえば、マグネット式の手帳型ケースでは、カードの磁気不良が心配されるだろう。筆者が着脱可能な手帳型スマホケースを使い出してかなりの年数になるものの、現時点でカードの不良が生じたことはない。最近のICカードは耐磁気性能が向上しているのも影響しているかもしれない。
実際に使用していて、着脱可能な手帳型スマホケースは、従来の手帳型ケースの保護性能や機能性を維持しながら、操作性の悪さや厚みによる不便さを解消する製品だと実感している。手帳型ケースを使いたいけれど、デメリットが気になるという人にはおすすめしたい商品だ。
次回スマホケースを買い替える際には、「着脱可能な手帳型ケース」を選択肢として検討してみてはどうだろうか。手帳型と通常のケース、それぞれの良いところ取りができる製品として、あなたのスマホライフをより豊かなものにしてくれるだろう。