「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984年)に子役として出演したキー・ホイ・クァン(53)は40年に渡ってスティーブン・スピルバーグ監督(78)からクリスマスプレゼントをもらっているという。
クァンは、スピルバーグ監督がメガホン取った「-/魔宮の伝説」に子役としてショート・ラウンド役で出演し大ブレイク。その後、紆余曲折を経て2022年の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で20年振りにカムバックした。同作では2023年の「第95回アカデミー賞」で助演男優賞を獲得している。
アンディ・コーエンの番組「レディオ・アンディ」に出演した際、クァンは「この40年間、毎年ホリデーシーズンが近づいてくると、彼(スピルバーグ)のアシスタントから電話がかかってきてベストな郵送先がどこかって聞かれるんだ」と明かした。そして「カードかプレゼントか」と質問され、「プレゼント」と答えたという。スピルバーグ監督はクァンの欲しい物を毎年把握しており、“的中”のプレゼントだった経験が何度もあると明かしていた。
クァンはスピルバーグ監督について2022年にガーディアン紙のインタビューで「僕が助けを必要としている時、彼はいつもその場所にいてくれた」と感謝。復帰作「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でゴールデン・グローブ賞の助演男優賞を受賞した際のスピーチではこう話していた。「僕は自分がどこから来たのか、誰が最初のチャンスを与えてくれたのかを忘れないように育てられました」「今夜ここでスティーブン・スピルバーグに会えて本当に嬉しいです。スティーブン、ありがとう。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の子役としてキャリアをスタートさせた時、僕は選ばれたことを本当に幸運と感じました。成長するにつれて、自分はこれでおしまい、ただ運が良いだけなのかと思うようになったのです」「長年、自分にはもう何もないのではと怖がっていました。何をやろうと、子供の頃に達成したことには敵わないとです」「それから30年が経ち、ありがたいことに2人の方(『エブエブ』監督のダニエル・クワンとダニエル・シャイナート)が僕に思いを巡らしてくれました。あの子供を覚えていてくれて、僕に再挑戦の機会を与えてくれたのです」