“選挙の神様”藤川晋之助氏がワンニャン平和党参謀に「悩みましたよ」「石丸ファンからはボロクソ」

杉田 康人 杉田 康人
新党「12平和党」設立を発表したデヴィ夫人(中央)、共同代表の堀池宏氏(右)、選挙対策委員長の藤川晋之助氏
新党「12平和党」設立を発表したデヴィ夫人(中央)、共同代表の堀池宏氏(右)、選挙対策委員長の藤川晋之助氏

 タレントのデヴィ夫人(85)が、7月の参院選に向けて新党「12(ワンニャン)平和党」を設立し、代表に就任。参院選の全国比例で立候補することを表明した。

 日本初となる犬猫保護に特化した〝ワン〟イシュー政党。デヴィ夫人は「私の人生は戦争、敗戦、くーデター、動乱…とまさに波瀾(はらん)万丈。人生の集大成として、政界に一石を投じようと立ち上がりました。犬猫は、地球上に人類が誕生した時からの伴侶。私は動物愛護を第一の使命として、ワンニャン平和党の設立を宣言いたします。一丁目一番地の政策は、犬猫食の禁止法成立です」として、犬猫の食用禁止の明確な法制化を目指すとした。

 2024年7月の東京都知事選で次点に躍進した石丸伸二氏の参謀を務め〝選挙の神様〟との異名を持つ選挙プランナーの藤川晋之助氏(71)が、選対委員長に就任した。

 藤川氏は「ワンイシューの政党を創れば、これは相当手応えがある。私の選挙の経験から感じ取った。選挙のプロとしての直感で、最低でも2議席から3議席、参議院で取ります。取って見せる。その思いの中で、できれば5議席。そうすれば、政治の中でキャスチングボートを握れる時代が来ますから」と自信を見せた。

 比例、選挙区で10~30人を擁立予定で「デヴィ代表を中心に、最低でも200万票。300万、400万と票の厚みが増えていく。デヴィ夫人のこれまでの活動と人脈。人間関係を垣間見させていただきながら、そこを軸に。私の中では200万票はなんとかなるだろう。2議席は取ってみせる。でないと〝選挙の神様〟の地位は落ちますんで…」ともくろんだ。

 都知事選で〝石丸現象〟を巻き起こした藤川氏は「私にとっても集大成。必ず勝ってみせる。でも、石丸ファンの人からボロクソに言われてます。石丸を捨てて、なんでデヴィさんのところに行くんだって。これ辛いんですよ。300件ぐらい書き込みがありました。お前は老害だとか、政治の世界から消えろとか書かれているんですよ」と明かした。

 2024年の年末に、依頼を受けたといい「悩みましたよ。クライアントが結構いるのにね。『なんでこんなことしてるんだ』って。石丸の時は、石丸から頼まれて『政党は応援できない』って言ったのにね。政党応援しちゃっているから。矛盾だらけだ」と笑う。

 自身も犬猫好きだといい「犬猫新党だから。飼ってないと実感ないでしょう。一時は、犬2匹と猫12匹と暮らしてたくらい。孤独な時には。けっこう好きなんですよ。特に黒猫が大好きで。昔、付き合った女性には黒猫を買って、提供するんです。そしたら変な遊び方しなくなるでしょ?みんな家帰るから。〝黒猫の藤川〟って言われていた」と語った。

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