政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)が17日、国会内での定例会見で、夏の東京都議選に向けて地域政党「再生の道」設立を発表した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)について「政治って、弱者を救済することを目的としなければならないっていうのが僕は基本中の基本だと思っている。(石丸氏には)弱者を救済するっていう基本中の基本が見えない」と、懐疑的な見方を示した。
立花氏は、石丸氏とYouTubeチャンネル「リハック」で対談したことがあるといい「彼の人間性っていうのはわかったつもり」とした。
その上で「彼は何かメディアっていう敵がいて、その敵をやっつけることでYouTubeとか注目が集まるからやっているようにしか映らない。何か強い人と戦う者を応援する一定層いるんですよ。石丸さんは何か悪と戦っているイメージがあるんだけど、中身見たら本当に、残念ながら何もない」と断じた。
都議選全42選挙区への候補者擁立を目指し、公募するとした石丸氏に対して「本当に大丈夫なのかな。集まりますかね?優秀な即戦力を集めますって言って、誰が判断するって『僕が判断します』って、自分が言ってる。自分が優秀です、僕が王様ですって感じですよね。あの状態でまさに弱者が救済できるのか、ってなると、石丸さんの中からは弱者ってのが全然出てこない」と指摘した。
立花氏は「その感覚がない人が、政治をしても長続きしない。残念ながら、石丸さんに関しては今すごくフィーチャーされてるでしょうけど、時間とともに淘汰(とうた)されていく人だと思っています」と述べた。