「日本一孤独な改札機」がSNS上で大きな注目を集めている。
「これが日本一孤独といわれる改札機ですか」と紹介したのは鉄道好きのなのわにさん(@naniwa_osaka9)。
ホームから階段を降りた広場に、ポツンと一つ佇んでいるこの自動改札機。見る限り駅員はおらず、柵や囲いがあるわけでもないので、悪意ある人にかかれば通り抜けし放題になってしまいそうだ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「これが日本一孤独といわれる改札機ですか」
「えっ、通り抜けし放題!?」
「独りであっても誇り高く。
人はその尊厳に敬意を表して、今日もキセルゼロ。」など数々の驚きの声が寄せられている。なのわにさんに話を聞いた。
ーーこの改札機はどちらの駅のものでしょうか?
なのわに:岡山県倉敷市のJR瀬戸大橋線木見駅です。
ーー足を運ばれた経緯、この改札機をご覧になったご感想をお聞かせください。
なのわに:隣の上の町駅を使う機会があり、ポツンと孤独に置かれた改札機の様子に興味を惹かれました。
調べてみると木見駅も似たつくりになっているということで、こちらにも訪れてみることにしました。
ICカードにだけ対応した柱型の簡易改札機が置かれた無人駅はよくありますが、都市部の駅にもある「普通の改札機」が開放的な空間に置かれている様子はあまり見られないのでかなり印象的でした。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
なのわに:詳しい方による「なぜICカードだけでなく紙の切符にも対応させる必要があったのか」といった考察から、無人駅の存在に驚かれている方まで色々な方の反応を見ることができてとても楽しめました。この投稿を見て行ってみたという方もいらっしゃって嬉しいですね。
◇ ◇
なのわにさんによると、今回話題になった改札機は通常の自動改札機と似ているが、JR西日本は「簡易型自動改札機」と称してるものだということ。ますます奥深い鉄道の世界。ご興味ある方はぜひ木見駅に足を運んでいただきたい。付近には承久の変で隠岐に流された父後鳥羽上皇に連座して児島に配流された頼仁親王の墓や、あじさい等の花で有名な住心院がある風光明媚なスポットだ。
なのわにさん関連情報
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