「レンデルシャムの森事件」が、英国と米国政府の極秘の兵器実験だった可能性があるとの説が出てきた。1980年12月に英サフォーク州のウッドブリッジ空軍とベントウォーター空軍の近くにあるレンデルシャムの森で発生したUFO遭遇事件について、UFO研究家で映画監督のマーク・クリストファー・リー氏は6機の未確認飛行物体が着陸したと主張している。
リー氏はこの事件の最初の調査者の一人であるピーター・パリッシュ氏が描いた注釈付きの詳細なスケッチを入手。そこには飛行物体が着陸する前に復旧チームが来て木々を伐採し、ウインチ搭載のヘリコプターで森からウッドブリッジの基地までその物体を持ち上げる手筈をしていたことが書かれているという。
これが正しい情報であるなら、米国と英国が共同で基地と軍人を対象に新型の最新鋭機をテストしていたことになるとリーは語る。
他にもグレート・ブリティッシュUFOラーニング・センターの記録を交え新作ドキュメンタリー映画『レンドルシャムUFO ザ・ブリティッシュ・ロズウェル』を製作したリー氏は続けた。「このスケッチが公表されたことを私は知らない。そこには少なくとも6機の飛行艇が着陸し、そのうちの1機が近くでキャンプしていた国防義勇軍によって目撃されたと書かれている」
「彼らは着地点で砂がガラスに変わったと話している!犬を散歩していた人は銀色のスーツを着た男たちが着地点で銀色の物体を覆っているのを見たと!ここで目撃されたのはおそらく、数マイル離れたオーフォード・ネス秘密研究基地で開発された極秘の超高度物理学だろう」
目撃者の一人が謎の光を発する着陸船に遭遇したと主張した同事件だが、米空軍によって公式に記録されたものの、それに関する説明はされなかった。
「イギリス政府がNATOの同盟国であるアメリカと共に高度な理論物理学を用いた新兵器の開発に取り組んでいた」としてリーは続けた。「それ以降軍人の関係者が抱えてきた健康問題や最終的にアメリカ軍がその責任を認め、彼らに障害手当を支給したことに関しても説明がいく。マーガレット・サッチャー(元英首相)が、『国民に言ってはいけない』と話したのはこのためだ」