3Dプリンタで出力された“マヨネーズ”がXで話題だ。
小さな輪っかが通されギュツと絞られた状態で吊るさたマヨネーズ。赤い蓋が下になった状態でゆらゆら揺れて、中身のマヨネーズが溢れてしまいそうでハラハラしてしまう。絵制作したのは、ちゃーはん（X：@oicchahan）さん。
これまでも吊るされた猫や鮭などを製作していたが、今回の投稿は541万表示、1.6万いいねを集める大反響。シンプルな発想が、なぜこんな反響を呼んだのか。ちゃーはんさんに話を聞いた。
――大反響の理由は何だと思いますか？
ちゃーはん：世の中で売られているキーホルダーやチャームは、頭や背中に金具が付いているはず。そうではなく、実際に自分がモチーフを持ち上げる・吊るそうとしたとした時、どこを支えるのかを考えるのが楽しい。そこに生まれるリアリティが吊るすシリーズを魅力的にしているのではないかと考えています。
――絶妙なバランスで吊るされていますね。
ちゃーはん：普通は、マヨネーズなら多分、蓋の上に金具をつけて吊るすはず。私の吊るすシリーズは、自作したリング状の、“吊るす”専用シリコンパーツ「ニャンニャンガスケット」を使用しています。
実際に大きなシリコンの輪っかがあったらどう吊るす？ここに通すしかないだろうな…などの想像を元にチャームの設計を始めるので、マヨネーズもあの位置に吊るされた時のシワなどができるよう設計しました。吊るされている感以外にも緻密に設計していて、実際に蓋の開閉アクションができる部分と、出口が星型になっている点も見どころです。
――吊るすシリーズの由来は？
ちゃーはん：最初はネコでした。ネコは持つと伸びるという「猫あるある」やネットミームを元に3Dモデルを書いて遊んでいたのですが、あまりの可愛さにチャーム化をしようと思いついたんです。その後はネコ、ネコが好きな魚(サケ)、サケに合う調味料(マヨネーズ)という連想で作りました。
――今後何を吊るしていきたいですか？
ちゃーはん：最近、かわいらしい埴輪の画像をＸに投稿したら沢山いいねがついたので掃除機のアタッチメントを作ってみたんですが、その鳥の埴輪を今度は吊るそうかなと思っています。
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SNSでは「中身が無くなりかかったマヨネーズが吊るされてるとこも見たい」「中身出そう」「柔らかそうに見える」「ちゃんと蓋しまるの嬉しい」などの反響が集まった。なお、この3Dモデリングデータは公開されている。自宅に3Dプリンタがある人は、吊るされるマヨネーズを出力してみてはいかがだろうか。
ちゃーはん＠へっぽこらぼ X：https://x.com/oicchahan
吊るされたマヨ 3Dモデリングデータ：https://www.printables.com/model/1229281-mayo
