ヘンリー王子、母ダイアナ妃を亡くした時の心境告白  過剰な悲しみの抑圧は「自分の心を蝕んでいく」

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ヘンリー王子
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 ヘンリー王子(39)が、母ダイアナ妃を亡くした悲しみを打ち明けて、若者にその気持ちを抑圧しないよう呼びかけた。

 王子は、従軍中に親を亡くした子供達を支援する慈善団体スコッティズ・リトル・ソルジャーズの創設者ニッキー・スコット氏との会話の中で、1997年、パリでダイアナ妃が交通事故で亡くなった際、自分がどのように感情を処理したかを率直にこう語っている。

 「子どもの頃は、その理由を考えたり、自分を納得させるのはとても簡単です。私は12歳だったから分かるんですが。その人がいなくて寂しいことを証明するために、できるだけ長く悲しむことを亡くなった人が求めている、もしくはそうする必要があると。そうしているうちに、『彼らは私が幸せになることを望んでいるに違いない』ということに気づくのです」「それが一番難しいことです。特に子どもにとっては、悲しくなるから話したくないわけです」「特に心、神経、その他すべての防衛機制が『そこに行くな』と言っている時は」

 そしてヘンリー王子は、悲しみを「あまりにも長く」抱え込むことが、悲劇的な喪失に対処する最善の方法ではないとし、こう説明している。「ある期間まではそうすることができます」「でも、あまりにも長い間悲しみを抑圧しすぎると、内側から自分の心を蝕んでいくことになるので、永遠にそうすることはできないのです」「もし私がそのことについて話し、彼らの人生を祝福するのであれば、実際に物事が楽になることがわかりました」

 また王子は、夫が2009年にアフガニスタンで従軍中に亡くなったことを当時7歳と5歳だった子供達に伝えなければならなかったスコット氏が、軍人の遺児を支援するために「素晴らしい仕事」をしていると称賛、「あなたがこの状況を切り抜けてきた方法は注目に値します。軍の内外で、当然のことながら、このような状況にどう対処すればいいのかわからない人が大勢います」「だから、あなたが自分の話をシェアできる機会があれば、どこであれ彼らの助けになるでしょう」と続けた。

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