「きかんしゃトーマス」走って10周年!大井川鐵道のイベント見どころ3選 2年ぶりに再開した場所も

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新金谷駅に停車するトーマス号©2024 Gullane (Thomas) Limited.
新金谷駅に停車するトーマス号©2024 Gullane (Thomas) Limited.

 今年で10周年を迎えた静岡県・大井川鐵道で毎年開催される『day out with thomas2024』が、6月8日からスタートした。「きかんしゃトーマス」の世界を現実の世界でも楽しんでもらおうというイベント。それに先立ち、6日に行われた報道関係者向けの「プレスデー」に行き、見どころを探ってきた。

 1つ目は2年ぶりに「きかんしゃトーマス号」が大井川第一橋梁を渡ることだ。2022年の台風15号で被害を受けていた大井川本線の家山駅↔川根温泉笹間渡駅区間で2年ぶりに運転を再開。新金谷駅↔家山駅から新金谷駅↔川根温泉駅に拡大した。笹間渡鉄橋に差しかかると下から手を振っている人の姿も。台風の影響で路線の完全復旧はしていないが、沿線の様子から地域の人に愛されている鉄道である事を実感した。

 2つ目は大井川本線の新金谷駅と千頭駅の2会場設けられたトーマスフェア会場。新金谷駅では「トーマス号」が転車台で回転するシーンに遭遇でき、「ウィンストン」、「とくしゅしょうぼうしゃのフリン」が千頭駅会場から新金谷会場に移設された。今年は新たに「ロコトレインのニア」が登場。アフリカケニア出身の小型タンク機関車で、自分の気持ちを素直に考えて行動するキャラクター。ボディーカラーはオレンジで、準備が整い次第、新金谷駅の会場内を走る予定となっている。

 千頭駅のトーマスフェア会場には3両ものトーマスの仲間たちがスタンバイ。蒸気機関車D51を模したキャラクター「ヒロ」、小型タンク機関車の「パーシー」はグレートウェスタン鉄道のクラス1340をモチーフにおっちょこちょいで怖がりな性格がかわいいとトーマスと合わせて人気のキャラクターだ。「ジェームス」は赤いボディーが特徴のテンダー機関車。モチーフになったのはランカシャーアンドヨークシャー鉄道のL&YR27型機で、それぞれ運転室にあるボタンを押すと他の機関車との思いを語ってくれる。トーマスの世界に迷い込んでしまったかのような雰囲気を楽しめる。

 3つ目は牛よけのついた四角形の「きかんしゃトビー号」が井川線の線頭駅↔奥泉駅まで運行する。往復約1時間20分かけてゆっくりと走行し、沿線に見える茶畑や大井川の絶景も堪能できこれからのシーズンにはおすすめの区間だ。川根両国駅にはいじわる貨車、いたずら貨車とラスティーが展示されており、今にもいじわるをしてきそうな雰囲気を醸し出していた。

 期間は12月25日まで。運転日や料金プランなどの詳細については大井川鐵道の公式ホームページで。大人も子どもも楽しめるだけに、ぜひ足を運んでもらいたい。

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