1933年の国鉄時代からの歴史を持つ現役の車両所でJR新大阪駅裏側にある車両基地「宮原総合運転所」付近には、鉄道ファンには激アツのスポットが3つ存在する。往年の客車列車の入れ替えや出庫の様子を目の前で見学することが可能だ。
1つ目は、新大阪駅から地下鉄南改札口を出て右側に行くとある歩道橋。その上から運転所が一望でき、イベント列車が大阪駅に到着した後、回送されてくる時にはたくさんの鉄道ファンが集結する。機関車と客車の入れ替えの様子がしっかり見られ、運が良ければ新快速電車などの洗車の場面にも出くわすことも。また、高架の上を走る岡山方面へ向かう、500系やN700Sなど新幹線も目にすることができる。
2つ目は、操車場の線路沿いを西に向かって15分ほど歩くと車両基地の建物が見えるポイントがある。大阪駅を出発する新快速やはまかぜなどの車両が留置されていて、目の前にある西町公園で休憩しながら列車を眺めてみるのもいいのでは。
3つ目は、2つ目のポイントから道なりに進み、突き当たりで信号のない交差点を右に行くとある、能勢街道踏切。北方貨物線を通過する貨物列車や運転所に入線する特急列車、新快速の回送列車など数多くの車両が行き交っている。
いずれも、鉄道ファンなら一見の価値十分。くれぐれも安全に気をつけて、周囲に迷惑をかけないように楽しみましょう。