山形県鶴岡市の加茂水族館で展示されているクラゲが、目玉焼きのようだとツイッターで注目を集めている。
ゆほ(@euphoniumG59)さんが18日、「是非フォロワーさんの皆さんにおかれましては生で見て欲しい」と同館の〝目玉焼クラゲ〟の写真2枚を公開。円筒形の水槽でぷかぷか浮かぶ、体長20センチほどのクラゲたち。上から見ると傘の下が隠れるため、目玉焼きが泳いでるように錯覚させる。ツイートは2.4万超のリツイート、8.1万超の「いいね」が寄せられる大反響でユーザーからは「かわいすぎない?」「目玉焼きにしか見えない」「目玉焼きが泳いでる!」「お皿に乗ってたら絶対食べてしまう」「この色味は、、、きっと私好みの硬さの半熟」「とりあえず醬油をかけようか。話はそれからだ」などのコメントが寄せられた。
〝目玉焼きクラゲ〟の名前は「コティロリーザツベルクラータ」。ラテン語による「学名」をカタカナ読みしたものだという。「学名」は学術上、動植物につける世界共通の名称を指す。
同クラゲは地中海で生息。同館のクラゲ担当者によると、10年以上前に海外の水族館との交流で生物交換する機会があり、加茂水族館にやってきたという。
なぜ傘の一部が〝黄身〟のように黄色くなっているのか。担当者も「分からないですね」とお手上げ。日本でも同様に、目玉焼きのように見える「サムクラゲ」が生息しているという。「コティロリーザツベルクラータ」のようにはっきりとした黄色ではなく、同水族館で見ることができる。
ツイートしたゆほさんは、小学生時代から親しみ、最近も帰省する度に、同水族館に立ち寄っている。コティロリーザツベルクラータの魅力について「専門家ではないので詳しいことは申せませんが、上から見たときのユーモラスな姿が話題になりやすいのに反して紫のフリルのような口腕がとてもきれいなクラゲだと思います」と語った。
仲のいいフォロワーに見せるためにツイートしたが、想像以上の反響となり驚いている。加茂水族館の公式ツイッターからも引用リツイートの形で反応があった。ゆほさんは「できれば私のツイートは置いといて加茂水族館様のツイートをリツイートしてください。可能なら毎週土曜日にYouTubeの公式チャンネルで『オールナイトカモスイ』という一晩ひたすらクラゲを映す配信を行っていて、クラゲの餌代としてスパチャを投げることも可能ですので是非そちらも見てください」と地元愛たっぷりに呼びかけた。