謎の石碑「ジョージア・ガイドストーン」破壊で世界のバランスに変化?安倍元首相銃撃など大事件勃発

深月 ユリア 深月 ユリア
爆破されたジョージア・ガイドストーン

 米ジョージア州で42年前に建てられた花こう岩によるモニュメント「ジョージア・ガイドストーン」が今年7月に何者かによって破壊された。陰謀論が渦巻く、いわく付きの石碑だっただけに、さまざまな臆測が飛び交っている。ジャーナリストの深月ユリア氏が、この破壊された石碑について解説し、陰謀論に詳しい識者に見解を聞いた。

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 2022年7月6日早朝、米国ジョージア州エルバート郡にある石碑「ジョージア・ガイドストーン」が何者かによって爆破され、4柱のうち1柱が倒れた。

 「ジョージア・ガイドストーン」は1979年にR・C・クリスチャン(ニックネーム)と名乗る謎の人物によって建設が発注され、翌80年に完成。石碑には「全人類が守るべき10のガイドライン」が8つの言語で刻まれ、4つの古代言語(アッカド語、古代ギリシャ語、サンスクリット語、ヒエログリフ)でメッセージが刻まれている。

 そのガイドラインの内容とは、(1) 大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する。(2)健康と多様性の改善、再生を賢明に導く。(3)新しい生きた言葉で人類を団結させる。(4)熱情・信仰・伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する。(5)公正な法律と正義の法廷の下で、人々と国家を保護する。(6)外部との紛争は世界法廷が解決するよう、総ての国家を内部から規定する。(7)狭量な法律や無駄な役人を廃す。(8)社会的義務と個人的権利の平衡をとる。(9)無限の調和を求める真・美・愛を賛える。(10)地球の癌(がん)にならないように、人口増加する人類が地球環境を破壊しないため、自然のための余地を残す。

  一見、素晴らしいガイドラインのように見えるが、「人類は5億人以下を維持する」という文の意味が気になる。

  「1979年は(米ソの)冷戦中であり、第三次世界大戦終結後の生き残った人類の人口を想定していたのではないか」という説があるが、ジョージア・ガイドストーンはニューヨークにある国連本部のビルから666マイル(666は聖書において「悪魔」を象徴する数字)離れた場所にあり、陰謀論者たちの間では「悪魔崇拝する秘密結社が、全人類を支配し、新世界秩序を達成するため」「地球環境の維持の為に人類の人口を5億人まで減らすための人口削減計画である」という噂もある。

 根拠のない噂に過ぎないが、これまで、ジョージア・ガイドストーンの存在は陰謀論者に忌み嫌われ、08年に「新世界秩序に死を」などという落書きが書かれ、以前にジョージア州の知事選に出馬し、陰謀論を信じていたカンディス・テイラー候補は「ジョージア・ガイドストーンを壊す」ことを公約にしていたくらいだ。今回の爆破についてもツイッターやSNS上で「洗脳から目覚めた者がやった!」「これで地球は次元上昇する!」などと賞賛する声や、「人類の多くが新型コロナワクチン接種することで人口削減の目的が達成された」という投稿もある。

 ウェブニュースサイト「TOCANA(トカナ)」の元編集長で、オカルト・陰謀論に詳しい角由紀子氏に筆者が取材したところ、同氏は「様々な噂がありますが、崩壊の“タイミング”が奇妙なんです。事件が起きた日は、3年間の休止を経てアップグレードした世界最大規模の素粒子物理学の研究施設CERN(セルン、欧州原子核研究機構)が久々に実験を行った翌日です。CERNはパラレルワールドや暗黒物質の研究でも知られる施設で、高エネルギー実験を行うことから時空ポータルが開く可能性や極小ブラックホールが誕生する可能性が懸念されてきた危険な施設です。世界的超能力者のユリ・ゲラー氏いわく、今回の実験で大きなエネルギーシフトが起きてジョージアガイドストーンの崩壊に繋がった可能性があるとのこと。それ以降も、(英首相)ボリス・ジョンソンの辞任や日本での安倍元総理の事件など、歴史的な事件が相次いでいます。精神世界だけの話ではなく、物理的なレベルでの〝変革のうねり〟が始まったと感じている人が多いようです」という。

 ジョージア・ガイドストーンの破壊は、歴史に刻まれる大事件が続く世の中を象徴する出来事なのかもしれない。

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