「墓じまい」9割が不安あり!決めるタイミングと決断する理由とは

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画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)
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 近年、少子高齢化やライフスタイルの変化に伴い、「墓じまいをすべきか、それとも維持すべきか?」と悩む人が増えています。しかし、墓じまいをしなかった場合にどのような影響があるのか、その実態は十分に明らかになっていません。今回、墓じまいに関する情報を提供する株式会社ディライトはこのほど、40歳以上の男女500人を対象に行った「墓じまいしなかった場合、どうなるのか」をテーマとしたアンケート結果を公表した。

 「墓じまいをしないで実際に何かしらの問題が起きましたか?」と聞いたところ、1位が「お墓が放置され、無縁墓になった」108人(21.6%)で、2位が「家族内でお墓の管理について揉めた」101人(20.2%)、3位が「遺骨が合祀され、家族が知らないうちに撤去された」25人(5%)、4位が「管理費未納で墓地の使用権を失った」23人(4.6%)となった。また、「特に何も起きていない」と答えた人は243人(48.6%)だった。

 「墓じまいをしないと何かしらの問題が起こるのでは?」(複数選択可)に関しては、最も多いのが「お墓が無縁墓になる可能性が心配」(220人)、次に「管理費が払えなくなったときの対応が不安」(194人)、「子どもに負担をかけることが気がかり」(186人)、「遠方で管理できなくなるのが不安」(135人)と続いた。「特に不安がない」(45人)は全体のわずか9%にとどまり、9割が何らかの不安を抱えていることがわかった。

 調査によると、墓じまいのタイミングとして最も多かった回答は「自分が元気なうちに決める」302人(60.4%)であり、子どもに負担をかけたくないという意向がうかがえた。また、墓じまいを決断する理由のトップは「後継者がいないとわかったとき」252人(50.4%)で、墓の管理をしてくれる人がいないことへの不安を抱えている人が多いことが明らかになった。

 ◆出典元「お墓の口コミ」(https://oohaka.jp/news/72

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