エヴァ楽曲の作詞家「テレビ番組は腐ってる」提示の企画に猛反発 音楽家として一線越えず

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※画像はイメージです(Zamrznuti-tonovi/stock.adobe.com)
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 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」やWink「愛が止まらない」「淋しい熱帯魚」、やしきたかじんさんの「東京」などの楽曲の作詞を担当した及川眠子氏が20日、テレビの企画について「腐ってる」と切った。

 自身のSNSに「『残酷な天使のテーゼ』に合わせて、元ダンとのいきさつを私が替え歌にし、それを歌手が歌ってる隣で聴いて感想を述べる...という、本当に心の奥底から死ねっ!と言いたくなるような企画を持ち込まれたことがある。この国のテレビ番組は腐ってると思った。」とバッサリ。具体的な局や時期、番組名は伏せつつ、強い言葉を投げつけた。

 続けて「私が『はーいやります、喜んで』と引き受けると思ってるんだろうか。舐められたもんだな。」とコメント。「私は未だにエヴァンゲリオンをちゃんと観ていないけど、プロの作詞家としてやってはいけないことはわかってるつもりだ。たった数万円のギャラを手にするために、エヴァファンを冒涜するようなことはしませんと断ったんだが、どうにも理解できないテレビの人たち。」と提示されたギャラが「数万円」だったことも合わせて暴露した。

 及川氏は2016年に、18歳下のトルコ人の元夫との結婚生活をつづった著書「破婚」を発売していた。21年に出演した、日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」では元夫のために「3億円使った」ことも告白し、話題となっていた。替え歌の企画を拒否して、音楽家として“離婚をネタにすることはできても、音楽とからめることはできない”という最後の一線をしっかりと守った形だ。

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