地図情報会社の国内最大手・株式会社ゼンリンが、今月10日から発売開始した「47都道府県ピンバッジ」が、SNS上で「マニアック過ぎ」「地味に欲しい」「ゼンリンの本気を見たwww」と話題を集めている。
各都道府県をかたどったデザインと身につけやすいサイズ感が、マニアックだが不思議と興味をそそられる。
同社では、以前より北海道、東北、関東…といった日本列島の各地方をかたどった「日本列島ピンバッジ」を発売。好意的な反響とともに「都道府県版はないの?」「◯◯県出してください!」という要望が多数あったという。同社の商品企画担当者は「そうしたお声に背中を押していただいた」と明かし、全47都道府県ぶんを一気に発売した。
都道府県版では緻密さが格段にアップ。県境を刻印した「日本列島ピンバッジ」に対し、「47都道府県ピンバッジ」では、市町村境を刻印するという段違いに細かい仕様。日本で一番面積の小さい自治体である富山県舟橋村もばっちり刻印されている。
特に緻密さが光るのは、最大面積・最多自治体数をほこる北海道。同担当者が「身に着けやすいサイズ感と、全市町村を表現するのに最適なサイズ感のバランスを調整するのに苦労しました」と振り返る珠玉の一品は、もはや模様かのように境界が刻まれている。同社の公式Twitterでも10日の投稿で「北海道のピンバッジ、境界がすごいことになってます…!」とアピールしている。
佐渡島(新潟県)や隠岐島(島根県)なども表現。強度などの観点からやむをえず、入らなかった島しょ部もあるが「可能な限り島を入れたかったので、島とつなげたデザインを考えました」とこだわりを詰め込んだ。
もちろんピンバッジとしての使用が主だが、同担当者は「身に着けて職場などでの会話のネタにしていただいたり、ご自身や『推し』の出身地、訪れたことがある都道府県など、ゆかりのある場所のピンバッジを買いそろえてコレクションしていただいたり…。送別・歓迎のギフトとしてもおすすめ」と多岐にわたる活用に期待している。
ちなみに(もしや47都道府県を集めて並べれば、日本列島が完成するのでは!?)と収集欲をそそられた人もいるかもしれないが、各都道府県で縮尺率が異なる為、繋げても日本列島にはならないとのこと。「あえて縮尺は統一せず、どの都道府県バッジも、さりげなく身に着けやすいサイズ感になるようにこだわりました」とした。
「47都道府県ピンバッジ」
【価 格】1,100円(税込)
【サイズ】商品パッケージ:縦90ミリ×横55ミリ
【材 質】銅合金
【カラー】アンティークゴールド/アンティークシルバー
Map Design GALLERY(小倉店・福岡店・オンラインストア)にて発売中