全国どこにでもある郵便局。普段何げなく利用している場所も地図で見てみると、ちょっと面白いものが浮かび上がってくることがある。北海道の郵便局に関するツイートが「面白い地図」「バグのような現実」と話題を呼んでいる。
地理関連の仕事をしているという地理Bの旅(@chiri_b_geo)さんが2月3日、ツイッターに「郵便局の位置だけで描いた北海道の地図です」とつづり、地理院地図で検索した北海道の郵便局の場所を青い旗マークで示した地図を投稿。郵便局の場所を指し示しただけのはずが、なんと北海道の輪郭がくっきりと浮かび上がっている。
この投稿には、約1600件の「いいね」が寄せられ「面白いね」「面白い地図あった~」「郵便局だけで北海道が描けてしまうバグのような現実」など驚きの声が。また、空白部分に着目すると、日高山脈や石狩山地など山脈・山地のパターンが多く、そのぶん「空白の中にぽつりぽつりとあるところに行ってみたい」と興味をそそられる声も寄せられた。
地理Bの旅さんによると、地図化のきっかけは「郵便局は全国にあるので、それを地図化したら人の住んでいる場所を可視化できて面白いのではないか」という発案。「面積が広いので、人が住んでいるところが分かりやすい」と今回は北海道を選んだという。結果については「沿岸部に集落が並んでおり、輪郭がある程度浮かび上がって楽しかったです。また、札幌周辺などへの人口の集中も読み取ることができたと思います」とまとめた。
地理Bの旅さんは、北海道だけなく他県でも郵便局の地図化を実施しており、1月18日にもツイッターで東京都と滋賀県の結果を公開。東京は「密集する東」と「数えるほどしかない西」で東西差が顕著。滋賀は琵琶湖の輪郭が浮かび上がり、どちらも興味深い結果となっている。