シンガー・ソングライターで俳優の星野源が理想の味を追求したコーヒー「ＧＣＣ Ｓｅｌｅｃｔｅｄ Ｂｌｅｎｄ」が９日、ＵＣＣホールディングスから発売された。
ＧＣＣはＧｅｎ Ｃｒａｆｔ Ｃｏｆｆｅｅの略。星野は昨年１１月、同社の新たなブランディングコンセプト「ＣＯＦＦＥＥ ＣＲＥＡＴＩＯＩＮ」プロジェクトのアンバサダーに就任。その一環である今年５月のＣＭ内で、厳選したコーヒー豆から、ブレンド内容を自由にカスタマイズしてオリジナルの味覚を生み出すＵＣＣ独自のブレンドシミュレーションの仕組みを活用。「もう少し軽さのある味にしたい」「ほんのちょっとだけ苦味が欲しい」といったオーダーを反映させた味が出来上がった。
ＣＭを機に星野のファンから、後に東京と大阪で開催された同社イベントで同コーヒーが特別提供されたことから、主に地方に在住する一般のコーヒー好きからも要望を受け、商品化の機運が高まった。
同社の担当者は、その風味を「トーストしたパンやアーモンドのような香ばしく柔らかな甘さと華やかな香りが特長です。ミルクチョコを思わせるなめらかな舌触りと、甘い余韻が楽しめます」と説明。一般的な製品と比べて「最近人気の味覚」を狙って開発された製品ではないという。「あくまでも星野源さんが作ったブレンドコーヒーでして、その味覚表現として『トースト』や『アーモンド』というワードを使用しています」と補足した。
販売から１週間。１８０グラム入りで価格は３２４０円。担当者は「ＥＣサイトでは予約販売開始後から注文が集中し、１週間で６００個を超えるご注文を頂きました。『販売を待っていました、ありがとうございます』といったお声も多数頂きました」と反響を喜んだ。
