姫路城に江戸城 日本の城にまつわる恐怖を特集「ホントは怖い日本のお城」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「ホントは怖い日本のお城」のカバー
「ホントは怖い日本のお城」のカバー

 日本の城には、恐怖があふれている。姫路城、松山城、熊本城など人気観光スポットの裏面にも恐怖がある。6月27日に発売されるムック本「ホントは怖い日本のお城」(監修:志村有弘、扶桑社)では、厳選した全国25城に隠された怪異物語に迫っている。

 かつて日本には、3万とも4万ともいわれる城が存在していた。美しく勇壮なイメージの反面、戦に敗れて城を枕に自害した武士の怨霊話、城を無事に築くための人柱伝説、さらには天守に棲む妖怪の逸話など、身の毛もよだつ怪異譚の舞台でもあった。

 姫路城は白を基調とした美しい姿から、「白鷺城」とも呼ばれる国内随一の名城で、1993年には法隆寺などとともに国内初の世界遺産に登録された。1346年に武将・赤松貞範が姫山に本格的な城を築き、その後、1600年の関ヶ原の戦いでの功により播磨52万石の大名となった池田輝政によって、白漆喰総塗籠造りの壁を持つ大天守や巨大な城郭が完成された。

 ムック本では姫路城の不思議として「刑部姫」「宮本武蔵の妖怪退治」「播州皿屋敷」「腹切丸」「傾いた天守」「姥が石」を紹介。さらに「刑部姫」に関して「天守の最上階に棲む怨霊・刑部姫の正体は?」と題された怪異譚を掲載した。伏見天皇の女房である小刑部、赤松満祐の娘ら非業の死を遂げた女たちが祀られた神社、忠告を聞かず神社を取り壊した羽柴秀吉、不運が続いた秀吉の臣下、妖怪退治に乗り込んだ宮本武蔵、美しい城を完成させた池田輝政が見舞われた呪いと不幸の詳細が記されている。

 記述された25城は弘前城、津若松城、松本城、前橋城、八王子城、江戸城、松本城、駿府城、帰雲城、岩村城、郡上八幡城、岐阜城、金沢城、北上城、彦根城、安土城、佐和山城、伏見城、小浜城、姫路城、鳥取城、松江城、松山城、中津城、佐賀城、熊本城。ほかに姫路城と江戸城の七不思議、日本の城恐怖スポット巡りなどが収録された。

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