ロックバンドのスマッシング・パンプキンズは世間からの誤解を受け入れているという。
1988年に結成、「トゥナイト・トゥナイト」「バレット・ウィズ・バタフライ・ウィングス」「1979」といったヒット曲で知られる同バンドのパブリックイメージについて、フロントマンのビリー・コーガン(58)が「ギタリスト」誌のインタビューで「ほとんどの人がパンプキンズをラウドなオルタナティヴロックバンドだって認識している」と語った。「僕らは自分たちをそう見ていなくて、それだけでもう不思議なんだ。大衆が思うバンドと自分が思うそれが異なるのは一体どういうことなんだろう?そういったレベルの認識が面白いほど付いて回る」と“自認”と“他認”のズレがあるとした。
「いつも悪いわけではないけれど、望む望まざるに関わらずね。だから他人にその判断は委ね、僕の認識じゃないということで受け入れることができた」と一般の認識を気にしていない様子。「そのためにかつては戦っていたけど、今はその必要性を感じないよ」と大らかに受け止めている。
そしてイメージは違えどファンらが自分たちをどのように見てくれているかを楽しんでいるそうだ。「まず第一に僕は高い基準で見られているかを気にしない。その基準が自分たちが作り上げたものへの誰かの認識であるならなおさらね」とサラリ。「確かに僕らの美的基準や音楽的基準に人々が従っていないことは気づいているけど、それも良い事さ」と余裕たっぷりだった。