兵庫県の斎藤元彦知事(47)が23日、兵庫県庁での会見で、神戸新聞社とJX通信社が19、20日に兵庫県内の有権者を対象に行い、回答者が60代以上が6割を占めた斎藤知事の支持動向の調査で、同氏を「支持する」と答えた人が34.5%、「支持しない」と答えた人が約55.9%だったとの結果について「ひとつのアンケート調査ということで、真摯(しんし)に受け止めたいと思います」と述べた。
斎藤氏は「不支持」が「支持」を約20ポイント上回る結果にも「私としては、しっかりと県政運営をこれからも、改革を含めて続けていくということで、県民の皆さんのご負託に応えていきたいという風に考えております」と話した。
告発文書問題で、県の対応を公益通報者保護法違反とした第三者委員会の調査報告書について、斎藤氏のとるべき対応が「辞職すべき」が42.3%だった調査結果についても、斎藤氏は「それについてもしっかりと受け止めていきたいという風に考えております。私としては先ほど申し上げた通り、県政をしっかりと前に進めていく、そして様々な施策を着実に実行していくということが自分としての責務だということに考えています」とした。
斎藤氏が公益通報者保護違反を否定していることに、記者から「辞職を考えられたりとか、パワハラ認定を受けてご自身に減給などの処分を科す考えはないか」と問われ「私の考え方、そして果たすべき責務というものはこれまで述べさせていただいた通りですね」と否定した。