Amazon MGMスタジオが、「007」シリーズのクリエイティブ面における権利を獲得した。費用は10億ドル（約1500億円）程度とみられる。人気シリーズのプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリが製作面から退くことを発表した。しかし、シリーズの知的財産を管理する新たな合弁会社をAmazon MGMと設立。ともにオーナーを務めることになるという。
ウィルソンは声明を発表した。「60年近くにもおよぶ『007』での素晴らしいキャリアを経て、芸術や慈善事業に集中するため、『ジェームズ・ボンド』映画の製作から退きます」「そのため、バーバラと私は、信頼できるパートナーであるAmazon MGMスタジオに『ジェームズ・ボンド』の将来を導いてもらう時がきたということに同意しました」
そして、ブロッコリも「私の人生はプロデューサーの父カビー・ブロッコリから渡された類まれな遺産を維持し、さらに発展させることに捧げられてきました。007を演じてきた4人の才能あふれる俳優たちや、業界内の何千人という素晴らしいアーティストたちと密接に仕事をできたことは光栄です」
「『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』を最後に、マイケルと私はこの映画から引退することで、他のプロジェクトに集中する時がきたと感じるのです」と続けた。
