兵庫県の斎藤元彦知事(47)が19日、県庁での定例会見で、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が自身のパワハラ疑惑について「おおむね事実であった」との調査報告書素案をまとめたとの報道について「百条委員会から正式な報告書が提出されていない段階ですので、コメントは差し控えたいと思います」と述べた。
斎藤氏は「報道は聞いてはいますけども、いずれにしても非公開の会ですから、内容や資料については出てないはずですので」と指摘。「いずれにしましても、正式報告書が提出されていないこの段階での、コメントは差し控えたいと思っています」と説明を重ねた。
パワハラや公益通報の認定について、斎藤氏は以前から「百条委員会や第三者委員会でも調査されていくと思うが、司法の場での判断になる。法的に一番強いのは司法の判断。司法の場の判断が大事」と主張している。
この日の会見でも「パワハラについては、基本的には司法の場で判断されることが重要だという風に考えている。(公益通報も)同じですね。百条委員会でも、複数の有識者が、そこについては司法の判断になるとおっしゃっていたと思います。同様に、司法の場での判断というものが重要だという風に考えている」とした。