シンガーソングライターで音楽評論家の中将タカノリが、新作アルバム「みなとまち」(全9曲)を19日にリリースすることが分かった。
作品は、中将が13年在住している神戸の街で気付いたこと、感じたことが根底になっている。長年取り組んできた歌謡曲、シティポップなど昭和のポップスをベースに、格差、貧困、差別、ネットリテラシーなど現代で起こっている様々な社会問題へのメッセージを織り込んだコンセプトアルバムだ。
中将は「一人の女性が”みなとまち”に生まれ育ち、やがて去ってゆくまでのストーリーを9曲の楽曲に綴っています。神戸で出会った人々から聞いたエピソードを参考にしていますが、現代社会に生きる人すべてに共通するようなテーマ性を持ったアルバムに仕上がったのではないかと思っています」と話している。
芸能生活20周年を迎えた中将は近年、文筆業、コメンテーター業にも積極的に取り組み、メディアを通じ音楽・文化やSNSトレンドについて紹介している。