ラッパーのカニエ・ウェストは、「さらなる内省」の結果、自分が「ナチスではない」ことが分かったそうだ。
反ユダヤ的発言やアドルフ・ヒトラーへの賞賛、さらには自身をナチスと呼び、ナチス式の敬礼も披露し、ナチス鉤十字をあしらったTシャツを発表したことで激しい反発を巻き起こしていたカニエが19日、一時はオフラインとなっていたものの最近復帰したXへの投稿で、「さらなる内省の結果、私はナチスではないと悟った」と綴っている。
カニエは、その数時間前には、先週末の「サタデー・ナイト・ライブ」50周年特番でのアダム・サンドラーの発言に反応していた。この日のために作られたトリビュート・ソングの中で、ユダヤ系アメリカ人であるアダムは、「お気に入りのミュージシャンが反ユダヤ主義者だと知った50年」とカニエに言及、それに対し本人は、「アダム・サンドラー、愛をありがとう」と書き込んでいる。
そんなカニエは、2月2日の「グラミー賞」授賞式で妻ビアンカ・センソリに“ほぼ裸”のドレスを着せていたことで物議を醸していた。“ほぼ裸”ドレスの騒動がまだ炎上中のタイミングで鉤十字Tシャツを販売。今週初めには、鉤十字Tシャツのアイディアを「8年前」から温めてきたことを明らかにしていた。