全日本、新日本プロレスマットで活躍し、2019年2月19日に両国国技館で行われた「ジャイアント馬場没20年追善興行」で引退セレモニーを行った元プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャー氏(83)が3日、自身のインスタグラムを更新し、一時退院したことを報告。米ノースカロライナ州でのイベントとみられる場所から、フォークをくわえる姿を投稿した。
ブッチャー氏は7月27日、健康状態の悪化で入院し、鼻からチューブを挿入している姿を動画や画像などで公開した。引退セレモニーの時よりもやせ細り、一部米メディアによると、1週間近く入院。腸の疾患を抱えているとした。
現地時間8月2日から4日まで、ノースカロライナ州でファンイベントに参加予定だったブッチャー氏は「私の素晴らしいファンに会うために…」と最後の望みは捨てていなかったが、2日までに退院許可が出たことを報告。「私はファンに会いに行く」と不死身の闘志を見せた。
インスタでは、日本でも活躍したタッグチーム、ナスティ・ボーイズのブライアン・ノッブス(60)とのツーショット写真を掲載している。
関係者によると、ブッチャー氏のすべての資産や家が、離婚した韓国出身の妻などによって奪われ、破産状態で金銭的に困窮しているとした。親交のある人物がクラウドファンディングを募り、ブッチャー氏も「「あなたの祈りと素晴らしいサポートが必要です」と支援を求めている。