未確認飛行物体(UFO)は存在するのだろうか。長年の〝謎〟であるが、目撃証言は後を絶たない。このほど、千葉県内の神社上空を飛ぶ〝UFO〟の動画を撮影したYouTubeが公開され、一部の好事家から注目された。その内容について、ジャーナリストの深月ユリア氏が撮影者であるUFO研究家に話を聞いた。
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作家でUFO研究家の益子祐司氏が、千葉県市原市にある高瀧神社の上空で今年1月7日早朝に撮影した動画を公開した。その動画によると、謎の発光体が上空を浮遊しているという。これまで全国各地で「UFO」を撮影してきた益子氏だが、今回撮影した時の状況を聞いた。
「『神社は特殊な磁場を持つ場所が選ばれている』という噂を聞いたことがあります。もしUFOの動力が電磁場と関連しているとしたら、飛来しやすいのではないかと思って、山の上の神社に的を絞って観測場所を選ぶようになりました」
神社のような、いわゆる「パワースポット」は「ゼロ磁場」にある、という都市伝説がある。ゼロ磁場とは、地球の持つプラスとマイナスのエネルギーが互いに拮抗し合って磁力が存在しない特殊な状態だという。そのような場では特殊なエネルギーが発生しやすく、UFOや超常現象が起きやすいのだとか。
「午前0時過ぎから観測を始めましたが、午前2時から5時の間に何かが現れるという予感めいたものがあり、午前3時48分に謎の飛行体が出現しました」
発光体の正体は何なのか。
「現時点では正体不明であるため、UFOと言えるでしょう。一般的なデジカメによる等倍撮影のため、発光体は明るさが半減して写っていますが、デジタル処理の影響を受けるモニターではなく、肉眼で直接見ながら撮影していた私は、非常に明るい発光体の出現にとても驚かされました」
飛行機、火球(流れ星)、星、ドローン、電飾凧の可能性は?
「飛行機だとしたら航空灯の明滅が写るはずです。火球にしては動きが遅すぎて、人工衛星は見えない時間帯でした。発光体の方向に明るい星も見られませんでした。また、ドローンであればライトが小さいので、あそこまで明るく見えるなら、かなりの近距離で飛んでいたはずで、音が聞こえるでしょう。 電飾凧(たこ)は山の中で上げるには枝が邪魔になって不可能でしょう」
では、発光体が「地球外生命体の乗り物としてのUFO」だとしたら、なぜUFOは益子氏の前に姿を現したのか。
「ウクライナやガザで戦争が続きますが、人類の意識を変えなければ、いよいよ地球の未来に危機が訪れかねないことを警告しているのではないでしょうか。一つの仮説に過ぎませんが、 異星人が由緒ある神社の特殊な磁場を利用して、異次元から物理的な次元に発光体を出現させているのかもしれません」
発光体の正体がUFOなのか断言はできないが、地球外生命体が存在するとしたら、争いが絶えない地球をどのように見ているのだろうか。
【益子祐司氏のYouTube↓】
https://youtu.be/Zd3XkxElmvw