レコードとカセットテープの形をしたキーホルダーに専用アプリで好きな音楽を設定すると、そのキーホルダーをスマホに近づけるだけで設定した音楽が読み込まれて聞けるようになるアイテムがSNSで話題に。
“お気に入りの曲を、いつでもあなたの傍に。”というキャッチコピーで、「The Music(R)︎」と名付けられたそのアイテムは、友人やパートナーと自分の好きな曲を共有したり、曲を設定しプレゼントしてメッセージ性をもたせたり。音楽を媒介としてコミュニケーションを生めるアイテムとなっている。
今回は、The Music(R)︎を企画開発した担当者に企画に至った経緯や、おすすめの使用シーンなど話を聞いた。
ーーまずは、The Music(R)︎についてどのようなアイテムかを教えてください。
The Music(R)︎担当者:ファッションとしての機能と、お気に入りの楽曲を専用アプリから設定できるという機能をあわせもったおしゃれなキーホルダーです。
このブランドは「繋がりを大切にする」というコンセプトがあるのですが、普段音楽を聞くときは一人で楽しむことが多いと思いますが、僕たちは音楽は人と人とを繋げられる力があると考えており、交換やプレゼントを通じて音楽の繋がりを生み出してもらえたら、と思って開発しました。
ーー開発するうえで、一番こだわったところはどこですか。
The Music(R)︎担当者:デザインと機能性の両立です。好きな音楽を設定できる機能はもちろん、ファッションの一部としても楽しんでいただけるようかっこよさやかわいさをデザインで表現して、持ってるだけで日々の生活に彩りが出るようなものにしました。
ーーどうしてレコードとカセットをモチーフとしたのでしょうか。
The Music(R)︎担当者:いまの時代とは異なりますが、レコードを集めたりレトロに見える場所に行ったりするのが若者のあいだで流行っているなかで、音楽の媒介を考えたときにレコードとカセットが最適だと考えました。
ーーまた、開発段階よりTikTokを中心にTwitterなどのSNSで多くの反響があったようですが、この話題化は狙っていたのでしょうか。
The Music(R)︎担当者:元々アパレルブランドをやっていて、そこでもSNSは活用し反響をいただくことが多かったんです。それで、今回のThe Music(R)︎でもそこでのノウハウを活かしてプロモーションをSNSをメインに行いました。
SNSでの反応は大切にしており、今回も話題になってくれるんじゃないか、という予想はあったのですが、自分たちの思っていた以上に反響があり、大変ありがたいなと思っています。
ーー実際どのような反響やコメントがあったか教えてください。また、それを受けての感想も教えてください。
The Music(R)︎担当者:一番多いのは「デザインがかわいい」という反応です。他にも「今までにないアイテムだ」とおっしゃっていただいたり「キーホルダーとしても新しい」というコメントもいただいてありがたい限りです。他にも、実際に購入してくださった方がお気に入りの音楽を設定する様子をストーリーや動画で紹介してくれたり、DMで「友人やパートナーと交換して楽しんでいます」とご連絡いただいたり。開発した自分たちとしてはとてもうれしいです。
ーーどのように利用してもらうことを想定されていますか。また、企画者として、おすすめの利用方法があれば教えてください。
The Music(R)︎担当者:一般的なキーホルダーのように、鍵とかバッグにつけてもらえたらと思います。その上で音楽好き同士がお互いに交流するきっかけになればと思っていますが、音楽と同じように自由に楽しんでいただけたらと思っています。
ーー今後、どのような広がりが予定、もしくは想定されていらっしゃいますか。
The Music(R)︎担当者:アーティストと協力し、このThe Music(R)︎キーホルダーはもちろんのこと、さらに拡張した洋服だったりカードを媒介とした、いままでの概念を180度変えられるようなアイテムを生み出していきたいと考えています。
ーーそれでは、最後に一言お願いいたします。
The Music(R)︎担当者:元々コンサートに行くのが好きで、会場に行くとグッズが売っていて、それを身につけてコンサートに参加している人がいて、それらを見ていると音楽の熱ってすごいなと常々感じています。その音楽で多くの繋がりができるよう、そしてその一助ができるようこれからもより多くの人にThe Music(R)︎を知ってもらえるような活動をしていくので、楽しみにしていてください。
なお、「The Music(R)︎」の今後の予定だが、3月中旬には「ミュージックキーホルダー【ver2.0】」としたホワイトとパープルカラーのレコードデザインの新アイテムも登場予定とのこと。