俳優・オダギリジョーが、「仮面ライダークウガ」放送25周年を記念した「超クウガ展」の音声ガイドを担当することが19日、明らかになった。2000年から01年にかけて放送された同作は記念すべき“平成ライダー”の第1作。オダギリは主人公・五代雄介/仮面ライダークウガ役を演じた。
オダギリは同作のプロデューサーでもあった展覧会スーパーバイザーの高寺成紀氏を交えて何度も話し合いを重ね、「展覧会ナビゲーター」の就任が決定したという。一部ではオダギリはライダー出演を黒歴史としており、プロフィルなどから削除しているといううわさがあった。しかし、10年前にしっかりと黒歴史ではないということを明言していた。
オダギリは2015年10月30日深夜に調布FMで放送された「高寺成紀の怪獣ラジオ」に出演。当時も「クウガ」出演が所属事務所の公式プロフィルに掲載されていないことなどから、黒歴史疑惑がくすぶり続けていたが「前から載せていないんです。当時、いろいろやって(出演して)たので他のものも全部載せないといけなくなるんですよ」と他の細かい仕事との兼ね合いだったと説明した。高寺氏から「“黒歴史”だったの?」と直球で尋ねられたオダギリは「そんなことないです。出させて頂いて良かったですよ」と笑いながら一蹴した。
同番組では、実は「クウガ」のオーディションの1年前に、「救急戦隊ゴーゴーファイブ」のオーディションも受けていた事実も告白。スタッフから「変身ポーズ」をやってみせるように求められ「“変身”とかしたくないんですよね」と拒否。それが元でモメてしまい、「会場から首ねっこをつかまれつまみ出された」というエピソードを苦笑いで明かしていた。「クウガ」の収録が始まった当初は「なんでやっちゃったのかな」と疑問を持ち続けていたが、「これまでとは違うライダーを作りたい」というスタッフの熱意に乗る形で「いいものを作ろう」と気持ちを切り替えたという。