オーストラリア北部クイーンズランド州にあるコンウェイ国立公園でこのほど、超巨大なヒキガエルが発見された。体重は2・7キロ。公演レンジャーらは、ヒキガエル(Toad)とゴジラ(Godzilla)をかけて「タジラ」と名付けたという。
見たこともない生き物に遭遇したのは、レンジャーのカイリー・グレイさんだった。バギーを止め、足元を見たところ、そこに“お化けカエル”がいたという。
「衝撃的だった。コンウェイ国立公園にちなんで『コニー』はどうかという意見もあったが、結局『タジラ』が定着した」
問題となったのは、オオヒキガエルの繁殖能力。タジラはメスで、パークレンジャーのバリー・ノーランさんによると「最大で3万5000個の卵を産む」という。オーストラリア在来種にとって有害と判断されたタジラは、「生態系への影響」を理由に安楽死させられた。その死骸は研究用として、クイーンズランド博物館に寄贈された。