「麻薬王」息子の身柄拘束で銃撃戦 離陸直前の旅客機に銃撃、乗客は身をかがめる メキシコで緊迫

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 これは、映画ではない現実だ。メキシコ北西部クリアカンからメキシコシティに向けて離陸しようとしていたアエロメヒコ航空の旅客機が、滑走路で銃撃を受けた。5日午前、機内の様子を乗客が撮影していた。離陸に向けて走ってたところ、機体が銃撃されたという。乗客らは機内で身をかがめるなど緊迫したが、乗員乗客にけがはなかった。

 別の映像によると、メキシコ空軍の機体が滑走路を移動している際、銃声が鳴り響く様子が収められている。

 メキシコでは5日、「麻薬王」と呼ばれたホアキン・グスマン受刑者の息子であるオビディオ・グスマン被告が身柄を拘束された。その際、麻薬カルテル側が抵抗し、銃撃戦が起こった。当局の“急襲作戦”による衝突で、死者は少なくとも29人に上ったという。空港は閉鎖され、当局は住民に対し屋内にとどまるよう指示した。

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