UFOの目撃情報が多い長野は縄文時代と宇宙につながるホットスポット!土偶は地球外生命体か?

北村 泰介 北村 泰介
2018年頃、長野県の上空を飛んでいた発光体を撮影した映像の静止画(撮影・山中麻弓)
2018年頃、長野県の上空を飛んでいた発光体を撮影した映像の静止画(撮影・山中麻弓)

 9月24日夜に放送されたテレビ東京系の3時間スペシャル番組「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説」で〝Mr.都市伝説〟関暁夫が、熱弁を振るう中で「UFOの目撃情報が多い長野は宇宙と交流があった」という視点から現地リポートした。実際に同県内で未確認飛行物体を何度も目撃し、撮影した動画や画像を公開した小説家・山中麻弓さんに見解を聞いた。

 長野には縄文文化が根付き、その時代に宇宙との関わりを解く鍵があるという説もある。例えば、同県諏訪郡富士見町の稗之底村(ひえのそこむら)跡地にある石碑には上向きの矢印「↑」を示す意匠が施されており、関は「人間が宇宙へ還る事を暗示している」と読み解いた。

 また、茅野市尖石縄文考古館では縄文時代中期に作られた「縄文のビーナス」(約5000年前、1986年出土)と「仮面の女神」(約4000年前、2000年出土)が展示されているが、関は「我々が知る『人間』の姿とは明らかに違う。縄文時代の人が目に見えないものを作ると思う?実際にこうした姿を見たのではないか」と、縄文人が地球外生命体と交流した可能性を指摘した。

 「縄文のビーナス」には腕がなく、胸から腹部にかけ突起したものがある。「仮面の女神」は逆三角形の顔に、上半身には渦巻き状などの文様がある。関は「過去も未来も現在も同時に交差している」とし、土偶の容姿は過去の遺物ではなく、未来の姿を予見していると主張した。

 さらに、井戸尻考古館保管の重要文化財「神像筒形土器」は腕の先の手に当たる部分が、タコの足のように丸まっている。吸盤のような円形が3個連なり、先には目のようなものがある。地球外生命体か、ヒトになる前の原子生命体か…と想像をかき立てられた。

 同番組を視聴した上で、山中さんは故郷を語った。

 「山梨県から長野県にまたがる八ヶ岳近辺の高地は、昔から縄文銀座と言われていて、縄文式土器がたくさん出る地域として、関係者の間では有名だったみたいです。パワースポットで知られる長野市の皆神神社が鎮座する皆神山は世界最大最古のピラミッドだと言われ、UFOがよく現れる場所として有名です。山岳信仰も手伝って、神聖視されている山や火山はUFOのポータル(異世界につながる出入り口)だと考える人もいますね。UFOが頻出するから信仰が生まれたのか、鶏が先か卵が先か、ですが」

 一方で、「関さんが紹介していた土器はとても美しい。『何者かの忖度で形状を変えられていく宇宙人類の姿かも』とおっしゃっていましたが、美術品として見ても素晴らしいと思いました。縄文時代の出土品は躍動感があって無邪気で大好きです」と魅力を挙げた。

 山中さんは長野県中部地震(11年6月30日)後に夜空の発光体をデジカメで動画撮影し、記録された2つの同じ軌跡が3カ月前の東日本大震災の被災地・福島の海岸線に似ていることを発見。18年には、長野県安曇野市の実家で夜空を飛ぶ大きな発光体を撮影し、その制止画が掲載されたネット記事(よろず~ニュース)は、今回の番組冒頭でも紹介された。今年1月には実家の庭で「鋭角的な光」を目撃。黄色、紫、オレンジに近い朱赤、緑、青といった色に彩られたプリズム様の形状を認識してイラストに描いた。

 長野が注目される要因について、山中さんは「縄文銀座と呼ばれるように、昔から太古の遺物が頻出していて信仰の対称となっているスポットも多い。それだけでも十分、ロマンをかきたてられますが、高地なので風景がきれいで空気も澄んでいるから、夜空を見上げる機会が自ずと増えるんです。集団で瞑想してUFOとの交流を試みている方たちもいると聞きます」と説明した。さらに「蛇足ですが、太古の異物がその辺にごろごろしていた地域のせいか、私が小学生の頃、男子がきれいな黒曜石の鏃(やじり)を封筒に入れて、好きな女子にプレゼントしてコクる、というのがはやりましたね(笑)。既に鏃になっているものを拾って渡していたのか、拾った黒曜石を自分で削って鏃にして渡していたのか分かりませんが」と証言した。

 「諏訪の稗之底村跡地や、茅野の考古館にはまだ行ったことがないので、一度は足を運びたいですね。UFOと一言にいっても、多様性に富んでいることが分かってきたので、これからも新バージョンとの出会いを楽しみにしています」。長野と宇宙と縄文と…。大きな可能性を感じさせられるトライアングルが、時空を超えて存在する。

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