紺野あさ美アナ、亀井京子アナと対談 モー娘。加入時の衝撃指令、脱アイドル意識した局アナ時代

福島 大輔 福島 大輔

常に狙われる!?スカートは「禁止」

 亀井「アイドル時代のお話も聞きたいんだけど、あさ美ちゃんのイメージって、トップアイドルなのにアンチがすごく少ない。みんなに応援されてたでしょ?『妹』みたいな感じで…。アイドルだし、局アナにもなって、華麗な経歴もあるし、こんなにかわいらしいのに、いつも自然体で普通だよね。派手なことを好まないし、華美な装いもしない。『あさ美ちゃんて、そういうところのバランスが天才なんだろうな』って思ってます」

 紺野「ありがとうございます(笑)。本当にただの中学生だった子が、急にそういうグループに入ったので、慣れてなくて…。最初のころはマネジャーさんに『スカート禁止』って言われてたんですよね。いつどこで写真撮られたりするかわからないから。実際、狙われてる先輩たちもいましたし。新人のころは、プライベートでもなるべくズボンをはいて、変な写真撮られないように気をつけなさいと」。

 亀井「そうなんだ…。あと、学校の勉強も優秀だったよね」

 紺野「モーニングにはいる前まではそうだったんですけど、入ってからはさすがに…、でも、勉強は嫌いじゃなかったですね、大学目指すとなってからは、予備校に2つ通って」

 亀井「2つも!?」

 紺野「『大学行きます、受験します』って言って辞めたので、辞めた後は本当にそこに集中できて。1つは通信系で自分のやる気次第でいくらでもできる予備校で、あとは通う方の予備校。短期集中型だったんだと思います。アイドル活動している時は活動に時間取られてしまってましたから、勉強するぞというときはガッと『やるぞ!』と」。

アナウンサー試験は「落ちちゃったらバレる」

 亀井「いつごろからアナウンサーを目指そうと思ったの?」

 紺野「アナウンサーの仕事は、モーニングを辞めるときから一応志してはいました。小さいころの夢の一つで、アナウンサーになるというのがあって…。アイドルで5年ほどやってきて、みんな卒業した後に、自分は舞台で、自分は歌で、と道を考えていくんですけど、自分の中で、厳しい芸能界の中で、『絶対にこれで頑張るぞ』と思えるものがその時になくて。もともとグループが好きで、グループに憧れていたので、1人で歌をやりたい、演技をやりたいって、ちゃんと持って生きていけるほど強いものがなくて。その時に、小さいころの夢でアナウンサーというのがあって、有森裕子さんに取材しているアナウンサーの方の姿を見て、そのシーンを見てすごい感動して、その時陸上部に入って長距離始めたというのもありまして、スポーツのキャスターさんに憧れがあって、オリンピック取材してみたいな…と。でも大学に行かないと、そもそもアナウンサー試験受けられないんだ。じゃあ大学行こう、となったんです」。

 亀井「そうだったんだね…。アナウンサー試験でも、あさ美ちゃんてみんなに知られてるわけじゃない。大変じゃなかった?」

 紺野「あのアナウンサー試験の空気感って、すごい独特ですよね。その時は自分のことに必死で、どんな質問が来るかとかでいっぱいいっぱいだったと思いますね。ただ、変な話、周りの受験してる大学生からも覚えられるかもしれないので…。私、あっさり落ちちゃった局とかもあるんですよ。で、だんだん最後の方に残っていくと、みんな同じメンバー、知ってる顔ぶれだな、となるじゃないですか。そこまで行ってないと、落ちちゃってるのがすぐににバレちゃうんだろうなってのは、ちょっと思いましたね(笑)。

 亀井「アナウンサーの仕事って、表には出るけど〝黒子〟っていう役割じゃない?自分が全面的に出るというよりは、自分の一言でいいコメントが引き出されるときとか、普通の出役さんとは違う喜びかなと思うんだけど、あさ美ちゃんはアイドルとして出ていた時代があるから、アナウンサーとして違う難しさがあったんじゃないかな?

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