紺野あさ美アナ、亀井京子アナと対談 モー娘。加入時の衝撃指令、脱アイドル意識した局アナ時代

福島 大輔 福島 大輔

〝脱アイドル〟強く意識した局アナ時代

 紺野「そこは、すごく意識したかもしれないですね…。アナウンサーは、黒子的な役割が仕事であるというところ。その前にタレントをやっていたことで、『自分が主役』じゃないけど、自分が見世物みたいな意識でいると思われやすいのかな…と思っていたので、ちゃんとアナウンサーの立場から、黒子的な役割で演者さんタレントさんに質問していく、引き出していく側の仕事だとちゃんと意識していかないと、そういう風に思われちゃうなと思ったので。自分が主役じゃない、タレントとはまったく違うというのは、自分でも強く言い聞かせていたつもりです」。

亀井「最近いろんなところで女性アナウンサーが取り上げられると、表だった仕事というのが際立ちすぎてて、誤解を受けることって多いじゃない。世の中との感覚のズレが難しいなと思うことがよくあって…」

 紺野「そうですね。タレントさんは自分自身が商品で、それをどう見せるかという形になると思うんですけど、アナウンサーは番組のために、番組として、こんなコメントを引き出せたら良し、というか」

 亀井「出演者というより、番組を作ってる裏方の1人というイメージが強くて、フリーでやると、自分はサラリーマン側なんだなと。コメント求められるじゃない。今のフリーアナウンサーって、ちょっとしたタレント性とか、脇役というよりは自分を出さなきゃいけないことが多いじゃない。でも私はそれがめちゃくちゃ苦手で、会社に戻りたいと思った時はすごくあった。リアルに中途採用受けようとして、止められたこともあったんだけどね…。局を辞めたのは、結婚が理由?」

 紺野「結婚して、どれだけ家庭のことに時間を割くかっていうことが想像できてなくて…。今だったら、主人がいないときは自分の時間も取れるし、仕事しながらでもできるのかなとと思えるんですけど、当時はどれだけ家庭に時間を割くかがわからなくて…。14歳から働いてたので、一回結婚を機に仕事から離れよう、家庭に入ろうと思って、事務所とかじゃなくてバサッと退社して家庭に入ったんです。そしたら、家にいてもできることもちょこちょこあるので、ブログを書いたり、たまに知り合いの方からお話をもらって仕事したりはあるんですけど、基本的には家庭が中心ですね」

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