料理はちょっとした工夫を凝らすことで、いつもと違う一品に変貌することもある。金欠ライフの実録エッセイを手がける退屈健さんの『たまには可愛いお菓子が作りたい』は、1枚の食パンを簡単なお菓子にアレンジする様子が描かれた一作だ。以前X(旧Twitter)にポストされると、1000以上の「いいね」が寄せられている。
ある日、食パンを食べようとした退屈さんは、このまま食べても味気ないと思い、どうにか簡単なお菓子にアレンジできないかと考えていた。すると“食パンをペットボトルのキャップでくり抜く”というアイデアを思いつき、実際に試したところ、可愛いサイズ感の丸い食パンができあがる。
そして、バターをひいたフライパンで、計8つのくり抜いた丸い食パンを焼き、適量の砂糖で味つけをする。想像ではミニパンケーキ風になるかと思っていたが、実際の見た目は“ミニハンバーグ風”になっており…。
読者からは「最終的に見たことない一品になってて笑った」「微妙に美味しそうなのも面白い」などの反響が。そこで作者の退屈さんに、同作を描いたきっかけについて話を聞いた。
―金欠ライフのコミックエッセイ『底辺絵描き・退屈健の毎日カツカツ生活』を描き始めた経緯を教えてください。
一人暮らしを始めてみたはいいものの、あまりにも貧乏な生活なので、せっかくだし、この日常を絵日記にして発信してみようと思い描き始めました。
―同作を描いたきっかけもぜひお聞かせください。
可愛い見た目のお菓子を作る予定が、全然上手くいかなかったので、失敗例として残しておくために描いてみました。
―読者にメッセージをお願いいたします。
食パンは変にくり抜いたりしない方が多分おいしいです。
<退屈健さん関連情報>
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