元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが2日、YouTubeチャンネル「REAL VALUE/リアルバリュー」に出演。アナウンサー時代の生活を赤裸々に振り返った。
番組のMCとして登場した渡邊さんは、幻冬舎の名物編集者・箕輪厚介氏と1対1で対談を実施。箕輪氏から「テレビの時と比べて(現在は)どんな仕事の違いになっているんですか?」と聞かれると、渡邊さんは「自由度は圧倒的に増えましたし、自分の生活を大事にできるなという感じがします」と回答。さらに「時間的なものが1番。あとはメイクとか衣装とか自分で何もしなくて良いのが1番楽です」とぶっちゃけた。
現在はスタイリスト、メイクがついているため準備することはないが、「(フジテレビで)働いている当時は自分でやらないといけなかった」と振り返った。箕輪氏も「アナウンサーってマジで謎ですよね」と同調し、「共演した女子アナはみんな言っています。『会社員の給料しかもらっていないのに芸能人みたいな生活をしないといけない。ファンや週刊誌もくるからセキュリティーもちゃんとしたところに住まないといけないのに、給料は会社員と変わらないからやっていけないですよ』と」と話した。
渡邊さんも「やっていけないです」と吐露。「テレビのお給料もどんどん下がっていっているし」と語った。「(現在の給与体系では)見なし残業になっちゃう。働いていない人と働いている人の給料が同じなんですよ。だからやりがい搾取ですよ」と苦笑いした。
その後も「局アナって大変です」と続けた渡邊さん。「(大変なことは)時間もそうですけど、いっぱいあったな…。一個に絞れないです」と話し、その具体例として「自分が関知していることだったらいいんですけど、どういう仕事を与えられるかは上長の判断。会社員としては当たり前なんですけど、(仕事の)マネジメントも自分の意思も伝えられないから歯がゆさが出てくる」と当時を振り返っていた。
動画内で終始笑顔があふれた渡邊さんの様子に、動画のコメントでは「このタイミングで元気な姿を見せてくれるのいいと思います」「渚さんに笑顔が戻って良かった」「楽しそうでいいね」と言うコメントが多く見られた。
渡邊さんは2020年にフジテレビに入社。23年から体調不良の療養のため仕事を休養、24年8月末で同社を退社した。24年10月には自身のインスタグラムでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたと公表し、専門治療が終了したこと明かしていた。1月には自身初のフォトエッセイを発売。2月には公式ホームページと月額費1500円の公式メンバーシップを開設したことを報告した。