話題の57歳〝クズ芸人〟が豪語「今のフジテレビを救ったのは俺だから」身近な芸人が明かす〝本当の姿〟

なべやかん なべやかん
トレードマークの巨人帽を被って漫談をする小堀敏夫。クズ芸人としてテレビで紹介されて話題になった
トレードマークの巨人帽を被って漫談をする小堀敏夫。クズ芸人としてテレビで紹介されて話題になった

 今年1月に放送されたフジテレビ系ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」で、〝クズ芸人〟として密着取材されたお笑いコンビ「ガッポリ建設」の小堀敏夫(57)が、その「クズっぷり」ゆえにSNSでトレンドになるなど一部で話題になっている。芸人でコラムニストのなべやかんが、自身の主催イベントに出演している小堀の〝本当の姿〟をつづった。

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 筆者が主催する「お笑い東洋・太平洋 秘宝館タイトルマッチ」(略称・東洋ライブ)は小堀さんが唯一レギュラー出演しているイベントだ。「ザ・ノンフィクション」のオープニングで映ったのも同ライブ。番組でクズっぷりが紹介されたのは2度目で、数年前の第1弾でもSNSは大荒れし、今回もかなり荒れていたが、本人は「世間が俺様に注目している」と思い込み、その俺様的な態度が鼻につく。放送後、天狗になった。メディアではまだ〝本当の姿〟をさらしていないので、皆が知らない「小堀敏夫」をお伝えしようと思う。

 1992年、3代目三遊亭圓丈師匠に入門して落語家になる。二代目林家三平氏宅に呼ばれてネタ作りの手伝いをしていた事もあったようだが、最終的には三平氏のお母さんに「あの子とはお付き合いしちゃ駄目」と言われて出禁になる。

 落語家を辞め、室田稔と「ガッポリ建設」を組み「ワハハ本舗」に入る。TBSの「うたばん」に同劇団のメンバーが出演した時、小堀さんは一軍メンバーから一番遠い席に座らされるも、「いたたた~」と急に大声を出したり、不適切な発言で大ヒンシュクを買ったが、MCの石橋貴明さんだけには「もっと来いよ」と褒められたそうだ。また、某テレビ局のプロデューサーが出演依頼をすると、その人の肩をつかんでトイレに連れ込み、「事務所を通さず取っ払いの職内(※内職の業界用語)にしてくれないか?」とお願いしたという。金が発生する事にはどん欲だ。

 今回の放送後、東洋ライブの楽屋にサングラスをかけて入って来た小堀さんは開口一番、「いやー、世間が俺に注目してるからさ」。ただ、「注目を浴びている」という割には、相変わらず下北沢駅から劇場までの道中、自販機の釣り銭の穴に指を突っ込み、取り忘れの小銭がないかを確認しながらやって来る。

 放送後の反響を聞くと「ギャラ飲み(※酒席に参加し、その対価としての謝金を受け取る行為の俗称)が増えましたね。それが忙しくて次回の東洋ライブは出られないかもなので、そこんとこよろしく」と〝多忙〟をアピール。番組出演で他に何か変化があったかを聞くと、「サラ金から連絡があって、小堀さんおめでとうございます、限度額が増えましたって言われましたよ」と喜んでいた。

 ネットニュースになった事も聞くと、「記事はうれしいけど、コメント欄が荒れてるのが困っちゃって。みんな破天荒な奴を見たいんじゃないのかよ?テレビで破天荒って言ってる奴なんて、俺から言わせれば小物だからね。所詮テレビの枠に収まる〝ちっぽけな破天荒〟だよ。俺とレベルが違う」と吠えていた。さらに「(記事の)コメント欄に『税金や年金は払ってないのか』って書かれてるけど、ちゃんと税金だって払ってるよ」と愚痴っていたが、多分、払っている税金は消費税の事だ。

 確定申告で税務署に行った時には税務署職員から「番組を観た。あれじゃ生きていけないだろう、これを持って行け」と言われ、「ポケットから2000円を出して渡されましたよ」という。

 金の話は他にもある。「前に住んでいたアパートが取り壊しになる時、大家から『話があるから集まるように』と言われて、家賃を半年滞納してるから『やべーなー』って思ったんだけど、俺は滞納ランキング3位で、俺より上が2人いたからね!俺もまだまだだなって思った」。そんな事で自分が負けた事を悔やんでいる事がクズである。

 締めに「ザ・ノンフィクション」を観た人たちに何か一言を…と形式的に聞いてみた。「正直、今のフジテレビを救ったのは俺だからね。ノンフィクション過去2位の記録だから。今のフジテレビでそれだけ話題になる事はないだろ!だからフジは俺に感謝だよ」。この発言でさらなる炎上が起こるかもしれない。クズ男・小堀敏夫はそれでも動じない。

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