フリーアナウンサーの川口ゆり(29)が「男性の夏場の匂いや不摂生している方特有の体臭が苦手すぎる」とX(旧ツイッター)に投稿し、不適切な投稿行為として所属事務所から所属契約を解除されたことについて、川口が所属していたフリーアナウンサー事務所「VOICE(ヴォイス)」が16日、公式ホームページで契約解除に至った経緯を改めて説明した。
同社は、契約解除の理由と経緯について「当社の判断につきましては公表の通り、言葉を扱う仕事である以上、言葉によって多くの方を不快にさせ、傷つけてしまったという事実を重く受け止め、契約違反と判断いたしました」とした。
川口との契約解除を、苦渋の判断だったとした同社は「当社宛に川口氏の発言で深く傷ついたという内容のメールや問合せが多数届いたことにあります。アナウンサーは言葉を扱うプロで、お客様から『安心して任せられる人、安心して聞いていられる人』という信頼関係でなりたっていると考えております。当社では、言葉で誰かを傷つけるということがないように。ということを大切にしているため、業務委託契約を続けることは困難」と報告した。
川口との関係性について「本件以外に於いて関係性は良好でありましたことを申し添えます。一部ネット上で、彼女の普段の素行の悪さから契約解除になったという憶測が出ておりますが、そのようなことはありません」と強調。素行不良で契約を解除したというネット上での声を否定した。
同社は、今後の対策として「今回の問題を受け、所属アナウンサー並びに従業員に対して、SNS投稿についてルールの設定して講習会等の構築を実施する為、検討中です」と、再発防止に努めるとした。「本人も当社も、世間を騒がせてしまっていることを申し訳なく、大変心苦しく思っております」と陳謝した。
川口は8日、自身のXで「ご事情あるなら本当にごめんなさいなんだけど、夏場の男性の匂いや不摂生している方特有の体臭が苦手すぎる。常に清潔な状態でいたいので1日数回シャワー、汗拭きシート、制汗剤においては一年中使うのだけど、多くの男性がそれくらいであってほしい」などと投稿(現在は削除)。性差別と指摘され、炎上した。
その後、Xで「この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。
所属事務所は11日、10日に川口との所属契約を解消したと報告。「川口氏はX(旧Twitter)のSNSに於いて、異性の名誉を毀損する不適切な投稿行為が認められたことから、当社はアナウンス事務所として、所属契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました」と、解雇の経緯を説明していた。